札幌市予算特別委員会2016-石川議員まとめ

平成 28年1定予算特別委員会 質疑応答

| 観光局観光文化部まとめ | 石川議員(市民ネットワーク)記録)|



石川議員(市民ネットワーク)記録

○ 札幌市においては、四季折々の美しい自然環境を背景に約650点の野外彫刻が設置され、その内、市が所有しているのは約380点とのこと。
○ 「札幌彫刻美術館友の会」という、野外彫刻の清掃や保全・解説等を定期的に行う等、市の文化的財産を守る活動をしている市民ボランティア団体がありまして、以下、友の会と言わせていただくが、
○ 友の会の調査によりますと、北海道全体ではブロンズ像が圧倒的に多いとのことですが、札幌においてはコンクリート像も多いというのが特徴で、36点ほどあるそうです。
○ 一つひとつが様々な経緯によって設置されていますが、コンクリート彫刻の設置時期には波があって、1950年から60年にかけて札幌駅前、大通公園、中島公園等に、本郷新、山内壮夫(やまうち たけお)、佐藤忠良ら札幌にゆかりのある作家の作品が設置され、 ○ 1970年代には、学校敷地に集中的に設置されましたが、以降は激減しているとのことです。
○ 野外彫刻については、真駒内公園など札幌冬季オリンピックを記念した彫刻群、バブル期には駅前通や公園など身近な場所にも彫刻が設置され、「大地を彫刻する」夢を実現したモエレ沼公園や石山緑地など市内全域に舞台を広げ、また、彫刻美術館や芸術の森野外美術館等も市民が彫刻に親しむ機会を提供している。

質問①
そこで、まず質問だが、野外彫刻は設置されたらそれで終わりではなく、札幌の歴史と文化を語り続けるものと考えるが、札幌市における野外彫刻をどのように捉えているのか、認識を伺う。

  • パブリックアートとして、まちなかで彫刻を楽しむことができるのは札幌のよいところ。
  • しかし、屋外に設置された作品は、積雪寒冷地の中、永く風雪に晒され続け、鳥の糞などで汚れ、特にコンクリート像は経年劣化や腐食がすすみやすいことから、著しい劣化や破損の状態にあるものが少なくない。
  • 円山動物園正門前にある「よいこ つよいこ」は、1952年に設置された札幌で最も古いコンクリート像ですが、塗装がはがれ、内部がむき出しになっている痛ましい写真が昨年11月に新聞で報道された。
  • ブロンズや花崗岩は数千年、大理石は数百年と彫刻の耐久性は素材によって大きく異なり、コンクリートは50年位といわれている。
  • 「よいこ つよいこ」の他にも、1962年に設置された、月寒公演の「永遠の像」、中島中学校の前庭にある「協力」、など50年を超えているものは11点ほどあり、破損、劣化がすすみ大変痛ましい状況と聞いている。
  • こうした野外彫刻の現状把握や補修・保全等について、この間、議会でも議論があったと承知しているが、抜本的な解決には至っていないと考える。

現状として、札幌市は、管理については、彫刻が設置されている場所の所管部局が維持管理を行い、情報は文化部で一元化し、芸術の森美術館と相談するなどと、相談記録票によるやり方に2010年3月、一端整理したと聞いている。

 質問②

そこで、文化部では、野外彫刻の現状をどのように把握しているのか、また、十分な補修ができず、大変痛みが激しい状態になっている理由について伺う。さらに、野外彫刻の維持管理は、野外彫刻を設置している施設や場所を管理している所管部局が担い、文化部がそれらの情報収集を行うとのことだが、2010年以降、相談記録票による、所管や市民から野外彫刻に関する設置、補修、撤去等についての情報提供・問合せについてと、札幌芸術の森美術館との相談・助言の状況について併せて伺う。

 

  • 所管部局において、塗装がはがれている等の損傷があると認識している作品は、43点とのこと。
  • 相談記録票を確認したところ、例えば月寒公園にある1962年に設置された「永遠の像」は所管が豊平区の土木部で、友の会から「著しく破損・劣化しているから確認して対応してほしい」という相談を2013年に文化部が仲介したが、土木部の返答は「破損状況は確認しておりますが、現段階では修繕などの対応は考えておりません」という結論になっており。
  • また、南9条緑地にある1958年に設置された「春風にうたう」は、中央区の土木部の所管で、やはり友の会から2013年に「著しく破損・劣化しているから確認して対応してほしい」という相談があったのに対し、土木部は「土台部のヒビや欠損、本体の擦れ後など一部みられるが、補修については現在考えていない」と返答している。
 質問③

(みどりの施設担当部長)そこで、公園の中にある野外彫刻の維持管理について、業務の中で、どのように行っており、また、今後、どのように行っていくのか。

 

  • 清掃は一部の公園でしか行っておらず、補修についても最近のもの意外、記録も無いということで、これは作家の方に対して、大変申し訳ない状況だと考える。
  • 「必要な措置を図って行きたい」ということだが、先ほどの相談記録票での回答のように、実際には補修が行われていないわけですから、放置以外の何者でもない。
  • 札幌市が所有する野外彫刻の27%、約3割が公園や緑地にあると聞いているが、現場で所管部局が「補修は考えていない」という結論を出すと、50年以上経過しているコンクリート像がさらに放置され、劣化がすすみ補修に余計費用がかかるようになる。これは悪循環であり、財政的措置を講じ計画的に補修するなど、早急に抜本的な対策を講ずるべきと考える。
  • 円山動物園の正門前にある「よいこ つよいこ」に至っては、既に63年が経過し、塗装ははがれ、内部がむき出しになり、酸性雨や二酸化炭素が染み込んでいずれ自壊する「爆裂」という現象が起きるのは避けられません」と友の会会長の橋本さんは指摘しています。
 質問④
(円山動物園長)そこで、円山動物園にある野外彫刻「よいこ つよいこ」の維持管理について、日常的にどのように行い、今後、どのようにしていくのか。
 

  • 正門前のロータリーの再整備事業を実施する際の移設時に補修すると、
  • 「よいこ つよいこ」像の補修の見通しを確認できたことは、少しは安堵するが、痛々しい姿を市民や観光客に長期間にわたってさらしながら、工事による移動の必要性があって初めて彫刻の補修にこぎつけるというのは、文化行政としていかがなものか。
  • 札幌市内には、同様に一刻も早い修復を必要としている野外彫刻は公園・緑地以外にも多数ある。
  • 野外彫刻の28%が設置されている学校においては、相談記録票によると、例えば「協力」という作品名のコンクリート彫刻は、像の保存を卒業生、地域、PTAが切望しているが、ひび割れのほか、一部鉄製の骨組みが露出し錆びているほどの著しい破損・劣化状態であり、学校と教育委員会が修繕について、芸術の森美術館に相談したが、費用が高額になるため、引き続き検討となりました。
  • 文化部ではその旨を受け、「経過を観察しつつ、必要に応じて協力する」と報告されているが、要するに、これも、さらに放置され、風雪や酸性雨等にさらされ、劣化がすすむことになるわけです。
  • 学校においては、感受性豊かな子どもたちに芸術的な感性や豊かな心を育む教育が求められていることから、速やかに補修するべきと考える。
  • また、建設局の道路維持課が把握している道路上の彫刻・モニュメント等は真駒内五輪大橋東側の本郷 新の「花束」など35件あり、道路管理の中で、簡単な補修は行っているとのことだが、記録は一切なく、仮に補修が著作権に関わる様な時は、どうしたらよいかわからないと聞いている。
  • こうした野外彫刻の補修・保全に関わる問題は札幌だけではなく、他の自治体においても同様の課題認識を持っているとのことです。
  • 現代日本彫刻展として有名なUBEビエンナーレを開催し、野外彫刻都市宣言をしている山口県宇部市、また、「彫刻のあるまちづくり」をすすめている仙台市、そして「彫刻のまち」として知られている旭川市等においても、市民に親しんでもらうために野外彫刻を設置するなど、文化行政に取り組まれていますが、
  • 仙台市や旭川市においても、市民ボランテイアが清掃等に積極的にかかわり、特に旭川市ではボランティアが補修等の必要性に気が付いた時、報告書を美術館の学芸員に提出し、市内の専門業者に依頼して修復しているとのこと。
  • 学芸員の方のお話によると、市民ボランティアの活動が欠かせないとのことでしたが、
  • 札幌彫刻友の会の活動は、1981年札幌彫刻美術館の開設時にスタートし、
  • 札幌の歴史を刻む美しい芸術作品を末永く後世に伝えるため、草の根ボランティアとして自主的に、野外彫刻の美化と保全に惜しみなく力を注いでいる。
  • こうした友の会の活動は、先ほど申し上げた自治体の学芸員からの評価が大変高く、
  • 清掃ボランティアは、雑巾や歯ブラシを手に持った学齢期の子どもたちや高校生、町内会など、多様な参加があるそうです。
  • 友の会による野外彫刻の調査と清掃活動により、とりわけコンクリート彫刻は経年劣化や破損によって崩壊寸前であることが明らかになり、野外彫刻の調査体制、補修・管理体制の確立や設置環境の改善等を求める要請を2013年12月、前上田市長に対し提出している。
 質問⑤

そこで質問だが、札幌市は痛みが激しい野外彫刻の保全と補修を求めた市民団体(彫刻美術館友の会)の要請書をどのように受け止め、また、要請内容について、どのように対応してきたのか伺う。

  • 友の会の皆さんの30年以上に及ぶ調査や清掃・保全等の活動を踏まえた要請は、札幌市内の悲惨な状態の彫刻の存在、とりわけ設置から半世紀以上経過しているコンクリート彫刻の補修・保全の管理体制の必要性を強く訴えるもので。
  • 文化部が野外彫刻の情報集約や橋渡しを近年行っていることは一定の評価をするものの、芸術文化や観光振興を謳いながら、財政逼迫を理由に野外彫刻の美化や保全対策をほとんど講じていないのは、本当に残念なことであり、関連部局の連携のもと、札幌市として考えなくてはならないと考える。
  • デジタル彫刻美術館など様々な彫刻関連情報を掲載している友の会のホームページは、海外からのアクセスも多いということで、これは、札幌の野外彫刻の評価が高く、注目されているということではないかと考える。
  • また、友の会の野外彫刻の清掃や保全等の活動は、環境首都・札幌の実現に資するとして、2013年、環境保全・創造部門で特別賞を受賞しており、環境と文化が一体となった札幌らしい美しい街並みの保全・創造に大きく貢献していると、評価されています。
  • 評価するだけではなく、その活動の趣旨を踏まえ、友の会の期待に応えるべき。
  • 旭川市では、市民ボランティアによる清掃の際に専門業者もボランティア参加し、補修のアドバイスを行っているとのこと。
  • また、同市では2001年から彫刻がもっと市民に親しまれるようにと「野外彫刻設置・管理検討会議」を設置し、専門家や公募の市民と行政が彫刻をどこに設置するか等、協議の場をもっており、管理体制の参考にしていただきたい。
  • 友の会が長年継続している活動を通し、コンクリート彫刻をできるだけ原型を保ち、作家の意図を伝えるためには、定期的に清掃を行い、ポリマー塗料などの保護材塗布は、汚れや雨水を防ぎ、保存効果を高めていることを確認しているそうです。
  • こうした清掃や補修・保全の技術等を共有し、誰もが対応できるように「標準化」するとともに、技術を伝え、地元施工業者を養成していくべきです。
  • 市が課題としている、作家との関係性においても、友の会では作家、または作家が亡くなっている場合は家族とも信頼関係を築くことに努められており、こうした力を借りながら
  • 札幌市においても、市民がいつ、いかなる時でも野外彫刻を芸術作品として鑑賞できるようにするため、先を見通した展望をもつとともに、補修・保存の体制を市民と協働でつくることが必要と考える。

 

 質問⑥

(局長)そこで質問だが、野外彫刻の現状を把握し、適切に美化、保全するとともに、必要に応じて補修等を行うなどの管理体制を、市民参画のもと早急に確立するべきと考えるが、どのように取り組むのか。

 

要望

  • 札幌市の文化芸術意識調査報告書によると、「札幌市において他都市よりも優れていると考える文化芸術分野は何ですか」という問いに対する回答は、2015、14、11のどの年度もだいたい同じで、クラシック、ミュージカル、ジャズ、そして彫刻が上位に入っている。
  • また、文化行政として期待する効果としては、「子どもの心が豊かに成長すること」「市民が生きがいや楽しみを見いだせる」が多く回答されています。
  • しかし、野外彫刻のように、鳥の糞で汚れ、劣化や破損により痛み、最初の姿ではなくなっているものは、子どもや市民の心に届くどころか、目にも止まらないのではないかと懸念する。
  • 美しい野外彫刻は札幌市民の誇りであり、また、そのままの美しさを保つことは札幌市民の文化度の高さに他ならず、日本国内はもとより、広く海外からも注目されると考えます。
  • 前札幌市長の上田文雄さんの著作の「札幌ちょっといい話」にモエレ沼公園の誕生秘話が書かれていて
  • イサム・ノグチとの出会いがあって、そして当時の公園づくりの担当係長の強い思いが伝わり、モエレ沼公園そして道路をつぶしてつくった「ブラック・スライド・マントラ」の実現につながった
  • イサム・ノグチは札幌市に対して「市民や芸術文化を大切にしている姿勢がとても気に入った」と語ったそうです。
  • こうしたイサム・ノグチをはじめ札幌に作品を残したたくさんの作家の思いを継続して受け止め、文化部の皆さんが芸術文化を創り出す取り組みだけではなく、野外彫刻を含め芸術文化を保全していくことにも、リーダーシップをもって是非取り組んでいただきたい。
  • 札幌市において、展望をもって「彫刻のあるまちづくり」を考え、次世代につなげていくため、清掃ボランティアの周知や参加呼びかけ、補修・保全等の管理体制を市民とともに構築するための委員会の設置など、市民、企業、大学、行政等が連携した民官一体の取り組みを積極的にすすめることを、強く求める。

■観光文化部まとめ

○野外彫刻について

1 札幌市における野外彫刻をどのように捉えているのか、認識を伺う。
○札幌市が保有する野外彫刻は、約 380点あるが、大通公園にある「泉の像」のように札幌の顔となっているような彫刻から、各学校の校庭等にある彫刻まで、その役割は様々であると考える。
○恵まれた自然環境や街並みと調和した本市の野外彫刻は、人々が集う公園や広場のシンボルにもなるなど、市民や観光客に憩いや安らぎを与える、札幌の街の魅力を増す要素の一つであり、大切な財産の一つと認識している。
2(1)野外彫刻の現状をどのように把握しているのか。十分な補修ができず傷みが激しい状況になっている理由について伺う。
○野外彫刻の現状は、その管理を各所管部局が行っているため、直近では2013 年から2年間にわたり、文化部が全庁的な調査を行い、作品名、作家名、設置場所、所管部局、損傷状況などについて、把握を行っている。
○彫刻の設置経緯は様々であるが、寄贈を受けた際、その多くは予め作家又は遺族に保全や修復方針を確認していないため、その可否について改めて承諾を得る必要があること、修復技術を持つ専門家が少ないこと、修復に多額の費用がかかる場合が少なくないことなどから、思うように修復が進まない状況になっていると認識している。
○文化部としては、調査結果を踏まえ、特に劣化の激しい作品については、所管部局に対し、計画的に修復を進めるよう働きかけを行うなどの取組を、引き続き行っていきたいと考えている。
2(2) 2010 年以降、相談記録票による所管や市民からの彫刻に関する設置、補修、撤去等についての情報提供・問合せと、札幌の芸術の森美術館との相談・助言の状況
○野外彫刻の管理に関する取扱いを定めた2010 年以降、各所管部局からの情報提供や問合せは17 件あり、そのほとんどが彫刻の損傷状況の報告や修復方法に関するものであった。
○修復方法や修復可能な業者を教えて欲しいという問合せについては、いずれも札幌の芸術の森美術館に相談し、助言を受けている。
○美術館からは、修復を行うには、まずその可否や方法も含めて作家又は遺族の承諾が必要となること、また、彫刻の素材によっては、修復できる業者は道内では限られ、併せて道外の修復業者を紹介いただいたケースもある。
○ 野外彫刻について
3 公園の野外彫刻の維持管理について
(みどりの施設担当部長答弁)
○市内の公園に設置された彫刻は84 基あり、大通公園など一部の公園では、指定管理者が定期的な清掃を行っているが、大部分の公園では清掃を行っていない。
○彫刻の補修については、前田森林公園や科学館公園など最近行った補修は把握しているが、その他の公園では記録はほとんどないため不明。
○今後についても、彫刻も一つの公園施設として、公園維持管理業務の中で日常点検を行い、異常の有無を確認しつつ、文化部と連携しながら必要な措置を図っていきたい。
4 動物園内にある野外彫刻の維持管理について
(円山動物園長答弁)
○ 「よいこつよいこの像」は、昭和27 年に製作され正門前に設置されたものであり、過去に数回塗り替えが行われた形跡があるが、記録がないため具体的な施工年や回数については不明。
○ 近年においては、札幌彫刻美術館友の会のみなさんがボランティアで清掃していただいているほか、彫刻修復の専門家のアドバイスにより冬期間の養生等を行い、劣化を遅らせるよう、維持管理を行っているところ。
○ 円山動物園では、今後、正門前のロータリーの再整備事業を実施する予定であり、その際には彫刻の移設が必要となることから、これにあわせて補修を行いたいと考えている。
5 市民団体の要請書をどのように受け止め、要請内容についてどのように対応してきたのか
○2013 年の野外彫刻に関する市民団体からの要請は、 ①野外彫刻の調査体制の確立、 ②野外彫刻の補修・管理体制の確立、 ③野外彫刻の設置環境の改善、 ④市民ボランティアによる運動の推進 といったように、様々な観点から、多岐にわたる要請をいただいたところ。
○この要請の中には、彫刻に及ぼす排気ガスや酸性雨対策など、環境面からのアプローチが必要な大きな課題が含まれているほか、彫刻の診断、評価、修復等の一元化、外部委員会の設置など、課題が数多く存在し、所管部局との連携のもと、中長期的な検討が必要となるもの、設置状況の把握など、比較的速やかに取り組むことができるものなど、非常に広範囲にわたったご要望であり、その内容については重く受け止めている。
○このうち彫刻の設置状況については、2013 年から2年間にわたり全庁的な調査を行い、その把握に努めてきたほか、彫刻に関する情報を文化部で一元化し、清掃ボランティアとの橋渡しも行っている。
○一方、彫刻の診断、評価、修復等の一元化等については、そもそも全ての彫刻を修復するのかどうか、芸術作品に優劣をつけることが適切なのかどうか、また、寄贈を受けた際、その多くについて予め作家又は遺族に修復方針を確認していないため、修復方法・移設・撤去の可否等について、改めて承諾を得る必要があるなどの課題が明らかとなっており、非常に悩ましい問題である。
○また、彫刻の損傷状況によって、修復方法も様々であることから、一律に修復や保全方法の基準を策定することは馴染まないものである。彫刻の修復については、財政状況を勘案しつつ、設置経緯を熟知している所管部局と連携しながら、損傷が目立つものから、一歩一歩、着実に進めてまいりたいと考えている。
6 適切に美化・保全するとともに、必要に応じて補修等を行うなどの管理体制を、市民参画のもと早急に確立すべきと考えるが、どのように取り組むのか。
【観光文化局長答弁】
○札幌の魅力の一つである野外彫刻を、行政だけでなく、市民の皆さんの力を借りながら守っていこうという考えは、大変、有意義であり、すでに、市民ボランティアによる定期的な清掃活動が市内の至るところで行われており、市にとっても、大変心強い。
○今後、札幌市は、超高齢社会を迎え、市の財政状況はより一層厳しくなることが予想されるが、様々な分野で、市民、企業、行政の総力である「市民力」を結集し、諸課題に取り組んでいくことがより一層重要になると感じている。
○野外彫刻についても、どのような部分で市民の皆さんにご協力いただけるのか、野外彫刻を所管する他部局の意見も聞きながら、検討を続けてまいりたいと考えている。

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