第47回北海道平和美術展


 「札幌彫刻美術館友の会」事務局の奥井登代さんが、第47回北海道平和美術展のポスターに採用されました。おめでとうございます。札幌市民ギャラリー(札幌市中央区南2条東6丁目)で8月2日(水)~8月6日(日)までの会期で行われますので、是非ご覧ください。

大通7丁目から西の彫刻をロータリーの方々と清掃しました。

 

大通公園彫刻清掃6月25日(日)札幌大通公園ロータリークラブとの共催も今年で3年目。当日は5名の参加をいただき、13名での作業となりました。大通12丁目から7丁目までの3作品。満開のバラに囲まれた『若い女の像』からスタートです。子たちの歓声が聞こえる『有島武郎文学碑』、フラワーフェスタで賑やかな中の『漁民の像』。通りかかった子供たちが「わたしも・・・」とブラシを手にかごの中の魚たちをきれいにしてくれました。                    いずれも昨年のワックスがまだ効いているようでした。ワックスは2年に一度でいいのかも知れません。                                           札幌の一番美しい季節、花と彫刻を楽しみに大通公園へお出かけください。

 

 

 

本郷新記念札幌彫刻美術館サンクスデーを手伝う

6月24日(土)『洗って味わう彫刻のカタチ』来館者と一緒に19名で記念館前の旭川市常磐公園の「風雪の群像」の3人の若者の像のトルソ―3作品のうち2作品の清掃を行いました。水洗いだけの予定でしたが、快晴だったので、急遽、蜜蝋ワックスの塗布も行いました。ワックス後、布で磨くことによって新たな表情が生まれます。参加者からは驚きの声があがりました。作品の手触りと「立体」の魅力をあらためて感じることができた一日でした。

 

 

 

道庁前庭の「北の母子像」がきれいになりました。

6月11日 本当に久しぶりに道庁前庭の「北の母子像」の清掃を行いました。

この作品は、本郷新が1978年に北海道文化賞を受賞した際、「北海道に生まれ、こよなく故郷を愛し続けている私にとってどんな賞よりも貴重で、うれしい受賞です。このお礼として、限りない母子像の愛情を表現した私の作品を感謝として北海道に寄贈し、道民の皆さんに親しんでいただきたい」と北海道に寄贈されました。母子像について本郷は、「愛のかたちの追求」であり、「彫刻家にとって永遠のテーマである」と語っています。制作年は1978年。道庁北側前庭に設置され除幕式が行われたのは、本郷が2月13日に亡くなって3カ月後の1980年の5月12日でした。                               洗剤で汚れを取り、電池式の高圧洗浄機を初めて使用し、水洗いしました。ミツロウワックスを塗布しきれいにつやを出すよう磨きました。終了後駅前通りの彫刻を見て回りました。

一枚目と6枚目の写真をクリックして写真を大きくし、清掃前と後の彫刻を比べてください。

清掃終了後。、駅前通りの国松明日香さんの「NIKE」,小野寺紀子さんの「BIANCA」、松康夫さんの「環LINKING」の状況を観察。ほこりや汚れが目立ちました。驚いたのはBIANCAにカラスの糞が付いていたので拭き取ろうとするとクラっと動いたのです。台座と彫刻の接合部の金属の腐食の可能性があります。札幌市文化部の調査でもぐらつきがD3になっていました。通行人の多い場所です。早くい修理が必要です。

NIKE              BIANCA            環

 

 

 

5/14 中島公園 彫刻清掃

5/14(日)中島公園にある彫刻6体の清掃を行いました。

清掃したのは母と子の像、笛を吹く少女、鶴の舞、猫とハーモニカ、バーンスタイン像、木下成太郎先生像です。

水洗いとブラシで汚れを落とし、バーンスタイン像には蜜蝋ワックス塗布と乾拭きでの磨き上げを行いました。

初夏のような陽気の中、非常にスムーズで気持ちの良い作業ができました。

 

本田明二ギャラリーが月形樺戸博物館内にオープン

  4月22日月形町の旧樺戸州置換本庁舎隣の「月形樺戸博物館」を改装し、2階に本田明二ギャラリーが新設されました。本田さんは月形町で生まれ、2歳で札幌に移りましたが、自分の故郷は月形だと終生言い続けていたそうです。長女の近藤泉さんは2020年まで中央区南15条西9丁目に本田さんの作品を展示されていましたが、2020年に閉鎖して父の生まれ故郷の月形町に木彫やブロンズなど彫刻75点、レリーフとデッサンなど50点の計125点を寄贈されました。オープニング当日は希しくも本田明二さんの命日にあたました。                                   オープニングには橋本名誉会長、高橋会長ほか6名が友の会から参加しました。町長からギャラリーオープンの経過が報告され、郷里の誇りとして伝え続けたいという挨拶があり、友の会から参加を喜んでいただきました。ついで橋本名誉会長が挨拶。本田明二さんと札幌彫刻美術館での出会いなど思い出、本田さんの郷里への思いがこのような形で実現したことの重みを語りました。近藤さんもこの地で根付き愛してもらえればうれしいと挨拶。 私たちも北海道内作家の作品の今後を考えさせられるオープニングでした。                       町長、教育委員長とも我々の活動などについても話す機会を得ました。               デジタル北海道彫刻美術館の管理のためにも地方自治体との連携が重要となります。その一歩となりました。                                       帰りに小学校の校庭に立つ本田さんの作品「愛」(風の中の母子像)も観てきました。

 

 

 

 

 

彫美連続講座~藤井匡氏講演会


 札幌彫刻美術館主催の連続講座「日本の野外彫刻史と山内壮夫」が2023年3月11日(土)
札幌交流プラザ2階SCARTSスタジオに於いて講演会が行われた。
講師は12年間宇部市役所学芸員として又数多くの展覧会を担当された藤井匡氏。
北海道を代表する彫刻家の一人、山内壮夫の作品について取り上げ、山口県宇部市の山口壮夫作
【産業記念像】の制作・設置の経緯を解りやすく解説して頂いた。山口県は「彫刻のまち」
以前宇部市長が札幌市役所を訪問された際、中島公園の彫刻などを当会で案内させて頂いた経緯があり、とても身近に感じていましたが、宇部市がこんなに山内壮夫と深いつながりを持っていたとは知りませんでした。機会があれば是非訪問し実物を見てみたいという思いが深まりました

中島公園雪明り

雪明り
中島公園の「森の歌」がアイスキャンドルで浮かび上がりました。
2月11日~12日中島公園では「ゆきあかりin中島公園」が開催されました。例年、ゆきあかりの「紙コップランタンに願い事を描こう」のコーナーを担当し、山鼻小学校の2年生の子供たちが会場つくり、ランタンつくりをするのを手伝っていました。しかし、コロナで今回3年ぶりに規模を縮小して開催されました。
今年は当会としての参加はなかったのですが、近くのマンションに住む当会の会員も含む方々が参加し、中島公園のシンボルである山内壮夫の「森の歌」がアイスキャンドルでかざられました。多くの人が写真を撮っていました。

2023年札幌彫刻美術館新年会


 札幌彫刻美術館友の会は、令和5年1月21日(土)午前11時からネストホテル札幌駅前に
於いて新年会を行いました。新年会は3年ぶりで30名が参加し「友の会の活動に頑張ろう」と
活気にあふれていました。
 最初に会長・高橋大作氏の挨拶から始まり、続いて本郷新札幌彫刻美術館々長・吉崎元章氏が
「本郷新をいかに伝えて行くか」と言う演題で講演会を行いました。
ホテルの大きなプロジェクターに映し出された数々の写真や資料の説明を受けながら
参加者は「大変勉強になった」と感想を述べられていました。
この後名誉会長・橋本信夫氏の乾杯により楽しい会食を行いました。新入会員の紹介では、
細谷あけみさん、大田朱美さん、笹山恵利さんの自己紹介があり頼もしい感じがしました。
最後にミニコンサートとして、千葉智寿さんによる素晴らしいハーモニカ演奏がありました。
これまでの実績を踏まえ、再び新しい札幌彫刻美術館友の会のスタートが切れたと喜んでいます