札幌彫刻美術館友の会の活動

梅が鮮やかなピンク色
エドウィン・ダン像
清掃前のミーティング
「つよいこよいこ」の解説
鳥の頭上からの劣化した様子
桑園地区町内会彫刻解説
第4回常田先生学習会
第3回常田先生学習会

会の活動紹介

1)中島公園彫刻ガイド

5月16日 豊平区月寒公民館の「創造学園」からの要請で、中島公園内の彫刻解説を行った。幸いお天気にも恵まれ参加者は68名で5つのグループに分かれたっぷり2時間かけて園内の彫刻や日本庭園なども散策した。解説して頂くととても解りやすく興味が持てたと満足して頂けた様子でした。

2)真駒内第一公園「牛と少年」エドウィンダン像清掃

園内の梅が咲き誇り、気持ちの良い一日でした。

「牛と少年」の後、ダン記念館に移動し、園家広子さんに、館内の解説やダン像の前で詳細なお話を伺いました

エドウィンダン像では高圧洗浄機が威力を発揮し、洗浄後は綺麗にふき取った後ワックスがけを試みましたが

高い所への洗浄・ワックスがけはなかなか困難なものです。長い棒の先に取り付けた水の先端は周りに飛び散り思うように行きませんが、降りかかる水を楽しむかのように皆笑いながら無事終了!

ただ台座部分の劣化が以前より進んでいたのが気がか りでした。芝生の上では三々五々お弁当を広げ、ピクニック気分の家族ずれが目立ちました。私達も会員のYさんお手製の草餅を頂きながら、綺麗になったダン像に満足でした。

3)円山動物園「つよいこよいこ」像の調査と清掃

5月29日(水)円山動物園前ロータリー中心に設置された山内壮夫制作のコンクリート像の調査と清掃を行いました。参加者7名で動物園前バス停で打ち合わせをし会員の斉藤ミサオさんの解説から始まった。
解説によると、戦後の荒廃がまだ市民の心に残っていた1950年(S25年)上野動物園から移動動物園を招き大成功だった事をうけ「児童遊園」という名称でスタート。S26年はれて「円山動物園」となり翌年開園記念祭がおこなわれた際「よいこつよいこ」像の除幕式が行われたそうです。
従ってこの像は60年という長い時間の経過とともに、劣化が激しくなり、特に頭頂部は崩れ落ち、台座を含む全体に広がっています。亀裂の間には苔が生えているという無残な姿。
後日札幌市市民文化部、みどりの推進部に会長他数名で状況を報告し陳情に伺いました。
このころ制作されたコンクリート像の多くはこういった問題を抱えています。今後の対策が必要不可欠と思われます。