「彫刻セミナー開催」

札幌彫刻美術館友の会【彫刻セミナー】第1回 

ブロンズ彫刻の制作方法と屋外での保存の問題点=ロダン作品をめぐって
◇主催:札幌彫刻美術館友の会
◇共催:本郷新記念札幌彫刻美術館/札幌芸術の森美術館/武蔵野美術大学校友会北海道支部

開催日時:平成28年8月31日(水) 14:00~16:00(2時間)

会場:本郷新記念札幌彫刻美術館 本館研修室 

対象:彫刻家、美術館・大学などの学芸員・関係者、文化行政・文化財保存関係者、野外彫刻ボランティア、友の会会員など

定員:30名 先着順 受講料無料

司 会 :樋泉綾子 本郷新記念札幌彫刻美術館学芸員        

挨拶と紹介:大内 和 札幌彫刻美術館友の会 副会長           (5分)

講 師 :黒川弘毅  武蔵野美術大学造形学部彫刻学科 教授 

(1952年東京都出身、彫刻家、屋外彫刻調査保存研究会運営委員)   

演 題 :「ブロンズ彫刻の制作方法と屋外での保存の問題点-ロダン作品をめぐって」        (85分)

自由討論:会場との質疑応答         (25分)

閉会挨拶:亀谷 隆 武蔵野美術大学校友会北海道支部 会長        (5分)

終了 16時00分 

【本郷新記念札幌彫刻美術館開館35周年記念 ロダン展】 会期:7月9日~9月25日

 当日、ロダン展観覧をご希望の方は団体割引料金となりますので、美術館受付にお申し出ください。 [一般800円/65歳以上640円/高大生500円/中学生以下無料]

本郷新記念札幌彫刻美術館

所在地:〒064-0954 札幌市中央区宮の森4条12丁目  電話:011-642-5709

お問合せ先:奥井登代 札幌彫刻美術館友の会事務局 中央区旭ケ丘5-6-61

電話:090-1527-9009   E-mail: <toyookui@jcom.home.ne.jp>

パーマシールド

《母と子の像》山内壮夫作コンクリート(1961年)のパーマシールド塗装は晴天とそよ風に恵まれました。また手慣れた刷毛さばきで大変気持ちよく無事作業を終えることができました。作業内容は,前日洗浄されて十分乾燥したコンクリート表面にパーマシールドM12液(分子量が小さく、浸透性)を2回塗り、昼食を挟んで約2時間風乾させた後、ついでパーマシールドM18(分子量が大きく、表面塗装用)を二回重ね塗りして終了。この間に市内各所の公園内のバラを育て、管理しているボランテア団体の方が立ち寄って下さり、塗装作業をしながら公園を拠点にしたボランテア活動につぃて種々雑談を交わすことができました。
参加いただいた皆様、お疲れ様でした。(橋本)

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今月の学習会はドーム散策でした。

7月25日(月)、学習会として札幌ドームに点在する24点のアート作品のうち、開催予定のコンサドーレ札幌の試合のために、立ち入ることができなかった3点をのぞいて21点を鑑賞。参加者は11名、足に自信のなかった会員も爽やかな風の吹く絶好のピクニック日和の中、広い札幌ドームを難なく一周することができました。何度も訪れている大内副会長の案内で回り、高橋淑子さんの解説を聞きながらの散策でした。ドームは手入れされていましたが、傷みが出てきている作品もありました。
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國安孝昌《北辰の龍神 》      大岩オスカール《フェイジョン》

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 奥山喜生《立体空間より平面空間への還元》  (目地部分に化学反応で傷みが)

s-IMG_3242國松明日香《休息する翼》ちょっと休息したい場所です。
その後、清田区【しんえい四季のまち】まで車3台に分乗して足を延ばしました。ここは「いずみ」36号風見鶏にも記載(大内)のある計画団地で、造成にかかわった國松明日香氏の作品など6点の彫刻作品が心地よい公園の中に点在していました。近く改造の予定だそうですが、この良さを失わせないでほしいものです。

s-IMG_3245黒川晃彦《切り株に座って》

2016年「北の母子像」「平和のモニュメント」清掃活動

DSC01682 2016年7月17日(日)道庁赤レンガ前庭にある「北の母子像」「平和のモニュメント」の彫刻清掃を行いました。隣接する蓮池には、綺麗なグリーンの蓮の葉の間からピンクや白のハスが美しく咲き、観光客やそこを通る人達の目を楽しませてくれています。 初めに「北の母子像」から佐藤美保子さんの解説がありました。今回は高圧洗浄機を使わず雑巾で丁寧に洗浄し、ワックスを薄くまんべんなく塗り乾くのを待って最後に乾拭きです。ぴかぴかになった彫刻を見てすっきりとした気持ちになります。最近の清掃活動メンバーは、大学生や社会人なり立てくらいの若い方の参加が見られ、大変心強く嬉しく思っています。

2016/7/10 かもくま祭・彫刻たんけん隊

今日は中島公園で第40回目となる「かもくま祭」の日。
このお祭りの中で彫刻友の会は「彫刻たんけん隊」という子ども向けの彫刻清掃・解説ツアーを行う、
予定だったのですが…あいにくの大雨でした。

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それでも、雨にも負けず風にも負けず受付の準備をする会のみなさん。

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雨のためツアーは中止となってしまいましたが、
用意していたお菓子や、バルーンアートを、来てくれた子どもたちに配りました。
これが非常に大好評で、雨なのに気がつけばブース前に人だかりが!

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他にもヨーヨーすくい、輪投げなどのコーナーがあり、雨にも関わらず
どこも大賑わいでした。子ども達にとって遊びを前にしたら天気なんて関係ないみたいです。

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今年は残念なお天気でしたが、(とはいえ雨でしか味わえない面白さもありましたが)
来年こそは楽しい彫刻ツアーができるといいですね!

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午後は若干天気が回復し巨大人形劇の「岩見沢人」も無事開催されましたので、
おまけとして元気なお馬さんの写真を載せておきます。でかい!

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(太田)

2016年仙台旅行

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2016年6月21日(火)から2泊3日で、彫刻美術館友の会のメンバー10人で
仙台への研修旅行に行ってきました。
昨年秋のシンポジウムで意見交換をした時の仙台の活動に注目。彫刻清掃活動を研修する目的もありました。初日、二日と天候にも恵まれ10人乗りのレンタカーで快適でしたが、三日目は土砂降りの雨に見舞われました。お寺の長い階段も何のその、皆さん元気に着実に仙台での活動を行ってきました。
ここでは二日目、定禅寺通りでの彫刻清掃活動を中心に報告いたします。杜の都仙台は想像通り天高く伸びるケヤキ並木と彫刻が調和した素晴らしい街並みです。630
メートルにわたる定禅寺通りの中央に走る緑道にはグレコやマンズー、クロチェッティといったイタリアの著名な彫刻家の作品が点在します。
私たちは地元仙台の村上道子さんの説明を聞きながら、持参した雑巾で手の届く限り「水浴の女」「オデュッセウス」「夏の思い出」など3体を清掃しました。

s-DSC_7162伊達政宗が築いた仙台の本丸は、仙台市街が一望でき敷地内には慰霊碑も設置されています。明治35年に設置された「昭忠碑」(戦没者慰霊碑)の石塔のブロンズのとびは、 3・11震災の際塔上から落下し、現在東京のアトリエ「ブロンズスタジオ」で修復中です。10月下旬には修復が完了し基壇の上に設置する予定とお聞きしま した。これは戦前の金属供出を免れたブロンズ彫刻作品として大変希少価値のある作品で大きく羽を広げたとびを今も見ることができたら、どんなに素晴らしいかと 思いました。修復されたとびが、今回設置される場所は搭上ではなく下の基壇の上になるらしく、重く大きなブロンズは高さ20メートルの昭忠碑の上に再び乗せられる事 は残念ながら叶わないようです。仙台城石垣も一部崩れ、現在修復は完了したようですが、震災がもたらした被害の大きさは計り知れないと実感し、修復を進める関係者の力に感動いたしました。

DSC01605又定禅寺通り途中にある複合施設”メディアテーク“に立ち寄りました。ほとんどの壁がガラスで出来ていましたが、あの3・11震災の被害も受けながらガラス壁はほとんど損壊しなかったことには驚きでした。ただ内部は大変だったようです。館内は三浦課長に解説頂きました。最先端の設備を整えた様々な記録媒体(メディア)による情報発信基地としての役割を果たしているようです。

 

友の会行事として、道外への研修旅行は初めてでしたが、参加した皆さんには、大変有意義で喜んで頂けたようで嬉しく思いました。こうした成果、勉強になったことを生かし、今後とも力を合わせて友の会活動の深化と拡大に努めたいと思います。

道立近代美術館春の彫刻清掃活動

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 6月10日(金)北海道立近代美術館において、彫刻清掃活動が行われました。
(一社)北海道美術館協力会・札幌彫刻美術館友の会の共同イベントとして20名ほどの参加でした。小林副会長あいさつの後、園部学芸員の近美前庭にある流政之作「雲の砦Jr」、本郷新作「嵐の中の母子像」、正面入り口にある安田侃作「無何有」の解説がありました。隣接する知事公館前庭にある「サキモリ」を含め安田侃作「「意心帰」をそれぞれ分担して作業を進めました。
近代美術館・知事公館は、札幌中心部に残された、緑豊かな場所です。そんな中で北海道を見つめている彫刻・モニュメントの数々。美しい資源は私たちの大切な財産です、大切にしたいものです。
高圧洗浄機で「嵐の中の母子像」の基壇を洗浄した際、汚れで白っぽくなったレンガが赤くみるみる美しく蘇った様に、みんな「すご~い」と歓声が沸きました。

次回は6月19日(日)午前9:30~11:00中島公園~「鴨々川清掃活動」が行われます。
多数のご参加お待ちしています。

久米課長さんの勇姿160610 DSC01527

北海道立近代美術館の久米展示・作品課長が、大変精力的に活動してくださいました。
参加いただいた皆様大変お疲れ様でした。
次回北海道立近代美術館の清掃活動は、秋に実施されます。

2016/6/4 新渡戸稲造記念公園清掃

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今回は、やや不安定な天気の中、新渡戸稲造記念公園の『新渡戸稲造・萬里子顕彰碑』清掃を行いました。
前日からの雨模様で、今日も予報では強い雨が降るのではないかと予想されていましたが、運良く午前中は雨が上がり、無事に彫刻清掃を実施することができ、よかったと思います。

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これが今回清掃する、顕彰碑と解説パネルです。

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髙橋さんの彫刻解説、非常に勉強になりました!遠友夜学校跡地であるこの公園の中で顕彰碑は3度も移設を繰り返してきたそうですが、それだけこまめに手がかけられ大切にされてきているんだな、ということが彫刻の状態の良さからも見て取れます。札幌市内の他のブロンズ彫刻と比較しても、凄く綺麗ですよね。

解説後は「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」のみなさんと共に彫刻清掃と、公園に隣接している空き地(記念館建設予定地)の雑草除去を行いました。

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彫刻はこの顕彰碑一体のみ。ですが山内壮夫晩年の貴重な作品でもあり、学校シンボルマークやレリーフの装飾など、細かく複雑な形状をしているため、丁寧かつ慎重な清掃が必要となります。雑巾による水拭きと、歯ブラシでの細かい部分の清掃を、じっくり丹念に行いました。

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乾拭きまで全て行った後、全体にワックスをかけます。こちらも同様、細かい作業が要求されます。

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公園の看板や解説パネルの清掃も忘れずに行いました。

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先に書いたように、彫刻自体は非常に状態がよく緑青も少し確認できるほどで、ほとんど劣化が見当たりませんでした。しかし台座と彫刻の継ぎ目部分に3カ所亀裂、ひび割れがありましたので、ここに記録しておきます。

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その他、左肘のサビ(?)と、円形に残った何かの跡。原因不明。

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空き地部分は果てしなく広がる大草原のようでしたが、みなさんの働きで、かなりすっきりしました。草むしりは、しぶとい根っこが多くなかなかの重労働でしたね・・・。

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新渡戸稲造記念公園、きれいな公園ですが、また更に美しくなりました。
みなさま、今回もお疲れ様でした。次回の彫刻清掃もよろしくお願いします!

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