2016年「北の母子像」「平和のモニュメント」清掃活動

DSC01682 2016年7月17日(日)道庁赤レンガ前庭にある「北の母子像」「平和のモニュメント」の彫刻清掃を行いました。隣接する蓮池には、綺麗なグリーンの蓮の葉の間からピンクや白のハスが美しく咲き、観光客やそこを通る人達の目を楽しませてくれています。 初めに「北の母子像」から佐藤美保子さんの解説がありました。今回は高圧洗浄機を使わず雑巾で丁寧に洗浄し、ワックスを薄くまんべんなく塗り乾くのを待って最後に乾拭きです。ぴかぴかになった彫刻を見てすっきりとした気持ちになります。最近の清掃活動メンバーは、大学生や社会人なり立てくらいの若い方の参加が見られ、大変心強く嬉しく思っています。

2016/7/10 かもくま祭・彫刻たんけん隊

今日は中島公園で第40回目となる「かもくま祭」の日。
このお祭りの中で彫刻友の会は「彫刻たんけん隊」という子ども向けの彫刻清掃・解説ツアーを行う、
予定だったのですが…あいにくの大雨でした。

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それでも、雨にも負けず風にも負けず受付の準備をする会のみなさん。

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雨のためツアーは中止となってしまいましたが、
用意していたお菓子や、バルーンアートを、来てくれた子どもたちに配りました。
これが非常に大好評で、雨なのに気がつけばブース前に人だかりが!

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他にもヨーヨーすくい、輪投げなどのコーナーがあり、雨にも関わらず
どこも大賑わいでした。子ども達にとって遊びを前にしたら天気なんて関係ないみたいです。

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今年は残念なお天気でしたが、(とはいえ雨でしか味わえない面白さもありましたが)
来年こそは楽しい彫刻ツアーができるといいですね!

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午後は若干天気が回復し巨大人形劇の「岩見沢人」も無事開催されましたので、
おまけとして元気なお馬さんの写真を載せておきます。でかい!

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(太田)

2016年仙台旅行

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2016年6月21日(火)から2泊3日で、彫刻美術館友の会のメンバー10人で
仙台への研修旅行に行ってきました。
昨年秋のシンポジウムで意見交換をした時の仙台の活動に注目。彫刻清掃活動を研修する目的もありました。初日、二日と天候にも恵まれ10人乗りのレンタカーで快適でしたが、三日目は土砂降りの雨に見舞われました。お寺の長い階段も何のその、皆さん元気に着実に仙台での活動を行ってきました。
ここでは二日目、定禅寺通りでの彫刻清掃活動を中心に報告いたします。杜の都仙台は想像通り天高く伸びるケヤキ並木と彫刻が調和した素晴らしい街並みです。630
メートルにわたる定禅寺通りの中央に走る緑道にはグレコやマンズー、クロチェッティといったイタリアの著名な彫刻家の作品が点在します。
私たちは地元仙台の村上道子さんの説明を聞きながら、持参した雑巾で手の届く限り「水浴の女」「オデュッセウス」「夏の思い出」など3体を清掃しました。

s-DSC_7162伊達政宗が築いた仙台の本丸は、仙台市街が一望でき敷地内には慰霊碑も設置されています。明治35年に設置された「昭忠碑」(戦没者慰霊碑)の石塔のブロンズのとびは、 3・11震災の際塔上から落下し、現在東京のアトリエ「ブロンズスタジオ」で修復中です。10月下旬には修復が完了し基壇の上に設置する予定とお聞きしま した。これは戦前の金属供出を免れたブロンズ彫刻作品として大変希少価値のある作品で大きく羽を広げたとびを今も見ることができたら、どんなに素晴らしいかと 思いました。修復されたとびが、今回設置される場所は搭上ではなく下の基壇の上になるらしく、重く大きなブロンズは高さ20メートルの昭忠碑の上に再び乗せられる事 は残念ながら叶わないようです。仙台城石垣も一部崩れ、現在修復は完了したようですが、震災がもたらした被害の大きさは計り知れないと実感し、修復を進める関係者の力に感動いたしました。

DSC01605又定禅寺通り途中にある複合施設”メディアテーク“に立ち寄りました。ほとんどの壁がガラスで出来ていましたが、あの3・11震災の被害も受けながらガラス壁はほとんど損壊しなかったことには驚きでした。ただ内部は大変だったようです。館内は三浦課長に解説頂きました。最先端の設備を整えた様々な記録媒体(メディア)による情報発信基地としての役割を果たしているようです。

 

友の会行事として、道外への研修旅行は初めてでしたが、参加した皆さんには、大変有意義で喜んで頂けたようで嬉しく思いました。こうした成果、勉強になったことを生かし、今後とも力を合わせて友の会活動の深化と拡大に努めたいと思います。

2016/06/19 中島公園彫刻清掃

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6月19日(日)、中島公園の彫刻清掃を実施しました。
今年で第29回となる鴨々川の清掃活動を市内の複数のボランティア団体が共同で行っており、公園内の彫刻清掃を彫刻友の会が受け持っております。今年も彫刻友の会はこの清掃活動に参加し、今回は中島公園入り口にある巨大なブロンズ像「森の歌」、自然散策路にある「木下成太郎像」、そして池の南側に設置されている山内壮夫の彫刻作品4点(「母と子の像」「笛を吹く少女」「鶴の舞」「猫とハーモニカ」)の清掃を行いました。

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彫刻清掃には今回も視覚障碍者3名が参加。清掃現場まで友の会のみなさんにもガイドしていただき感謝です。

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森の歌、この巨大さにはいつも圧倒されます。銘板が意図的に傷つけられていましたが、それ以外に目立った破損は無く、いい状態です。そして高圧洗浄機が今日も大活躍!

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「森の歌」の清掃には私の友人にも手伝ってもらいました。

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こちらは木下成太郎像の解説の様子でした。
(聞く時間がなくてすいません!)

 

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長峯さんによる「母と子の像」解説の様子。視覚障碍グループもこちらの清掃に携わっていただきました。解説は顔の丸みや腕の太さ、つま先の力強さなど、彫刻のかたちから細かく説明していただきましたので、目の見えない方にもどんな彫刻なのか分かりやすく伝わったかと思いますし、目の見える方でも新しい発見がいくつもあり、非常に良い解説でした!お母さんの愛情が感じられるとてもいい彫刻です。

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清掃についてですが、雑巾による水拭きと、歯ブラシでの清掃を行いました。また、鉄筋の露出がありましたので、写真を合わせて載せておきます。つま先と、うなじの部分ですね。

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続いては「笛を吹く少女」。こちらも雑巾で水拭きを行いました。

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じっくり手で触り、かたちを鑑賞しながら清掃をしました。

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次は「鶴の舞」。これは他のみなさんに清掃をしていただいたので、鑑賞のみでしたが、中島公園にある山内作品の中でも特に抽象的な作品ですので、様々な見方ができます。これは人なのか?動物なのか?みんなで触ってそれぞれが感じたことをお話し合いました。こういう鑑賞の仕方も面白いですね。

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最後に「猫とハーモニカ」の清掃を行いました。一番かわいらしい作品。残念なことに耳がかけてしまっていますが、「ジバニャンみたい」と意外な感想もありました。たしかに・・・ジバニャンですね!しかも子ども達が触ったり座ったりして遊べるよう、椅子のようにも思える形をしており、親しみやすい彫刻です。

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で、座ってみちゃったりして!

清掃は雑巾での水拭き、歯ブラシでの汚れ落としを行いました。

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11時、予定通りに中島公園の清掃は完了しました。
参加された多くのみなさん、お疲れ様でした。これからも綺麗で心地いい中島公園を守っていきましょう!

来月は7月10日に中島公園で、かもくま祭り、17日に赤れんが庁舎前の北の母子像、平和のモニュメント清掃が予定されております。次回もぜひ、ご協力を宜しくお願いします。

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(太田)

道立近代美術館春の彫刻清掃活動

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 6月10日(金)北海道立近代美術館において、彫刻清掃活動が行われました。
(一社)北海道美術館協力会・札幌彫刻美術館友の会の共同イベントとして20名ほどの参加でした。小林副会長あいさつの後、園部学芸員の近美前庭にある流政之作「雲の砦Jr」、本郷新作「嵐の中の母子像」、正面入り口にある安田侃作「無何有」の解説がありました。隣接する知事公館前庭にある「サキモリ」を含め安田侃作「「意心帰」をそれぞれ分担して作業を進めました。
近代美術館・知事公館は、札幌中心部に残された、緑豊かな場所です。そんな中で北海道を見つめている彫刻・モニュメントの数々。美しい資源は私たちの大切な財産です、大切にしたいものです。
高圧洗浄機で「嵐の中の母子像」の基壇を洗浄した際、汚れで白っぽくなったレンガが赤くみるみる美しく蘇った様に、みんな「すご~い」と歓声が沸きました。

次回は6月19日(日)午前9:30~11:00中島公園~「鴨々川清掃活動」が行われます。
多数のご参加お待ちしています。

久米課長さんの勇姿160610 DSC01527

北海道立近代美術館の久米展示・作品課長が、大変精力的に活動してくださいました。
参加いただいた皆様大変お疲れ様でした。
次回北海道立近代美術館の清掃活動は、秋に実施されます。

2016/6/4 新渡戸稲造記念公園清掃

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今回は、やや不安定な天気の中、新渡戸稲造記念公園の『新渡戸稲造・萬里子顕彰碑』清掃を行いました。
前日からの雨模様で、今日も予報では強い雨が降るのではないかと予想されていましたが、運良く午前中は雨が上がり、無事に彫刻清掃を実施することができ、よかったと思います。

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これが今回清掃する、顕彰碑と解説パネルです。

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髙橋さんの彫刻解説、非常に勉強になりました!遠友夜学校跡地であるこの公園の中で顕彰碑は3度も移設を繰り返してきたそうですが、それだけこまめに手がかけられ大切にされてきているんだな、ということが彫刻の状態の良さからも見て取れます。札幌市内の他のブロンズ彫刻と比較しても、凄く綺麗ですよね。

解説後は「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」のみなさんと共に彫刻清掃と、公園に隣接している空き地(記念館建設予定地)の雑草除去を行いました。

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彫刻はこの顕彰碑一体のみ。ですが山内壮夫晩年の貴重な作品でもあり、学校シンボルマークやレリーフの装飾など、細かく複雑な形状をしているため、丁寧かつ慎重な清掃が必要となります。雑巾による水拭きと、歯ブラシでの細かい部分の清掃を、じっくり丹念に行いました。

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乾拭きまで全て行った後、全体にワックスをかけます。こちらも同様、細かい作業が要求されます。

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公園の看板や解説パネルの清掃も忘れずに行いました。

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先に書いたように、彫刻自体は非常に状態がよく緑青も少し確認できるほどで、ほとんど劣化が見当たりませんでした。しかし台座と彫刻の継ぎ目部分に3カ所亀裂、ひび割れがありましたので、ここに記録しておきます。

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その他、左肘のサビ(?)と、円形に残った何かの跡。原因不明。

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空き地部分は果てしなく広がる大草原のようでしたが、みなさんの働きで、かなりすっきりしました。草むしりは、しぶとい根っこが多くなかなかの重労働でしたね・・・。

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新渡戸稲造記念公園、きれいな公園ですが、また更に美しくなりました。
みなさま、今回もお疲れ様でした。次回の彫刻清掃もよろしくお願いします!

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2016/5/22 大通公園彫刻清掃(泉像〜花の母子像)

本日(5/22)大通公園にある泉の像と、泉から東側に設置されている彫刻計5点の清掃を行いました。天気は快晴に恵まれましたが、日差しも強く気温も一気に上がり、汗ばむ陽気の中での清掃となりました。

泉の像

泉の像

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ライラック祭りで賑わいを見せる大通公園。花も見頃です。
本日は、このライラックとともに噴水の涼しげな雰囲気を味わえるエリアにある彫刻、泉の像、石川啄木歌碑、牧童、開拓母の像、花の母子像をお掃除しました。

泉の像前で清掃活動をしはじめる皆さん

泉の像前で清掃活動をしはじめる皆さん

日曜日ということで多くの方にご参加いただけました。私の友人も数名参加。そして視覚障碍者である、越山さん、塚本さん、安藤さん、千田さんにもご参加頂きました。
私が以前参加した視覚障碍者のための美術鑑賞イベントで知り合った方々で、以前から彫刻の清掃に興味を持ってくださっておりました。私から彫刻友の会の方にお願いをして、今回参加させていただけることになりました。マイノリティでありながら、積極的に清掃に取り組んでいただきました。

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目が見えない方にとって「触れる」ということは見ることと同じくらい重要なことです。実際に触れながら彫刻の解説を聞き、清掃に従事できたことを非常に喜んでおられました。彫刻の清掃は簡単に「誰でも」できる活動であることを改めて思いました。

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また、目が見える方にも負けないくらい丁寧にしっかりと掃除をしていただきました。

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大勢の人に囲まれて、花の母子像もちょっと嬉しそう?

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彫刻の破損状況ですが、牧童の少年かかとにのみ、穴が一カ所ありました。おそらく鋳造の際に作られた穴で、通常は蓋をされるべき場所ですが、何らかの理由で取れてしまったようです。ここから水が入ってしまうと内部の侵食や、凍結による破損の危険性がありますので、早めに塞ぐ必要があります。

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清掃は予定通り一時間で終了しました。いつもと違った雰囲気での清掃会でしたが、順調に作業ができました。ご参加頂いたみなさま、お疲れ様でした!

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2016/5/15 真駒内の清掃活動

5月15日(日) すっかり緑が生い茂る春となった真駒内の、彫刻清掃をおこなってきました。
今年初の清掃活動となりますが、わたくし太田が記事投稿をするのも今回が初です…。今後ともよろしくお願いします。
※画像をクリックすると大きな写真で表示されます。

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まず始めに清掃をしたのは真駒内駅前に設置されている丸山隆氏作の『ひとやすみする輪廻』。毎年春になると周囲の花壇を花が彩りますが、まだ花は植えられていないようでしたので、彫刻の水拭きと合わせて雑草の取払いを行いました。 

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土ぼこりと雨跡を雑巾で綺麗に拭き取りました。しかし、かなり接近しないと分からない薄さですが、いたずらのような傷跡もありました。今後修復をする必要があるかもしれません。

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清掃後は斉藤さんによる作品解説を会員の皆さんでお聞きしました。札幌を大いに盛り上げたオリンピックを終え、トラックを模した楕円の中で折り重なった石たちがひとやすみしている作品だそうです。また、彫刻の下にある土の中でもタイムカプセルが一休みしています。タイムカプセルは2051年に贈られたもの。開けられるのが楽しみですね。

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続いての清掃は、真駒内第一公園にある『牛と少年』。佐藤忠良の作品です。こちらは台座が非常に高い作品ですので、脚立を使い雑巾がけを行いました。

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また、牛の後ろ足の蹄と膝部分に亀裂がありました。亀裂部分からわずかに緑青が生じています。

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脚立を使った雑巾がけは、時折交代しながら進めました。足場の不安定な状態での掃除は簡単ではありません。また、周囲の草むしりも行いました。

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最後に、エドウィン・ダン記念公園に移動し、エドウィンダン像の清掃を行いました。
こちらは高圧洗浄機による水洗いと雑巾がけ、そしてワックスがけを行いました。

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ジェネレータから電源を供給し、洗浄しました。途中、セッティングに戸惑い時間を要してしまうトラブルもありましたが…私の友人の協力もあり、なんとか稼働。

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長い物干竿を使っての放水作業はなかなかの重労働!何人かで協力して清掃作業にあたりました。

こちらは花崗岩の台座部分に見られた亀裂と、ブロンズの緑青です。残念ながら銅像本体部分までは細かくチェックすることができませんでした。きちんと撮影するには望遠レンズが必要かもしれません。

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洗浄機の設定や、清掃メンバーの輸送でところどころ問題ありましたけど、全体的には予定通り、12時きっかりに全ての清掃作業を終えることができました。みなさんの手際のよさは勉強になります…!自分もこれから足を引っ張らないようがんばります。

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お昼は吉田さんのお宅で大変美味しい山菜料理をふるまっていただき、清掃を行ったみなさんで春の味わいを楽しみました。おにぎりも美味しかったですね!

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ごちそうさまでした。
(太田)