7月22日(金)曇り
今や札幌観光の定番となった羊ヶ丘展望台。観光客が来る前にと、8時集合8名で清掃を開始しました。『丘の上のクラーク』『少女と羊』『恋の街札幌歌碑』の3作品です。高い台の上のクラーク像は水を浴びて気持ち良さそうです。彫刻に触れることで、その足元の大きさや見上げた時の存在感を改めて確認できました。コートにかかった蜘蛛の系、階段の隙間に生えている草も抜いてさっぱりした頃、観光客が到着しました。
夏空の下、私も観光客の一人になって丘からの景色を楽しみました。(小笠原悦子)
「本郷新とピカソ」 ―平和を求める芸術家の旅と造形をめぐってー
7月16日SCARTSコートで芸術の森美術館の山田のぞみ学芸員による講演があった。
1950年代に2回ヨーロッパや中東、アジアを本郷新は旅をした。
旅の途中でパブロ・ピカソの《鳩》を各所で見た。その力強さに引き付けられ、
帰国後、自身も敬愛するピカソと同様に「平和」を追求する彫刻家となっていくのである。
いまヨーロッパでは第二次世界大戦以来最大の戦争がおこなわれている。
今回の講演はまことに時宜を得たものとなった。(高橋大作)