月別アーカイブ: 2024年7月

中島公園【鶴の舞】清掃活動


中島公園彫刻清掃 7月21日(日)快晴
札幌は今年初めての猛暑日。まず、《鶴の舞》から取り掛かりました。白コンクリート作品の凹みには土埃や、樹液で黒く汚れが溜まっています。洗剤で丹念にブラシをかけることで、面白いように汚れが流れ落ちていきます。充分に乾かした後、コンクリート表面保護材のアイゾール塗布を行いました。白さを取り戻した作品は、訪れる人を楽しませることでしょう。
《木下成太郎像》は台座の草抜きから始まり、ワックスをかけ終わるとより堂々とした姿を見せてくれました。東洋のロダンと呼ばれた朝倉文夫の作品、戦時下の金属供出を免れた貴重なブロンズ像としてこれからも大切に守っていきたい彫刻です。
今回は小さなゲストの参加もあり、快晴の空の下、心地よい汗をかきました。(小笠原悦子)

本郷新彫刻美術館サンクスデー

6月23日(日)晴れ
年2回開催されるサンクスデー『洗って味わう彫刻のカタチ』今回は、記念館前の《男のトルソー》2体《横たわるトルソー》合わせて3体の清掃を行いました。
「昨年楽しかったから」と、この清掃のための来館者もあり、24名での作業となりました。《横たわるトルソー》は、台座がブロックから御影石に変わったことで存在感が増し、ワックス後の磨きにも力が入ります。
みんなで作品に触れて、洗って、磨いて、「立体」の魅力を味わいました。

この日は、彫刻美術館へ行く途中にある《奏でる乙女》の清掃も行いました。
ワックスをかけ、磨いたことで寂しげに見えた乙女にも笑顔が戻ったようです。

(小笠原悦子)

若い女の像~清掃前 若い女の像~清掃後

 

大通り彫刻清掃2024


大通公園彫刻清掃
7月7日(日)曇りのち小雨
恒例の大通公園彫刻清掃は、友の会会員のほか、藤女子大学、札幌大通公園ロータリークラブ会員合わせて26名が参加しました。テレビ取材もあり、友の会の活動を知ってもらう良い機会です。
ロータリークラブ会員は、主に脚立を使う作品の担当、藤女子大学『ちょうこくみがき隊』のメンバーには《泉》《石川啄木像》《湖風》《牧童》《開拓者母の像》《花の母子像》6作品の解説をしていただきました。それぞれワックスで磨き上げた後、参加者全員公園を歩いて解説を聴きました。作品、作者について調べたことを自分のことばで話し、わかりやすい解説でした。「調べることが楽しかった」一番嬉しいことばでした。これからも興味の幅を広げ、彫刻を愛する仲間として一緒に活動できることを願っています。
不安定な空模様の中、参加されたみなさん、ありがとうございました。(小笠原悦子)
★ 8月3日(土) 11:35―11:40 STV『札幌ふるさと再発見』
  放送後10日以内をめどにYouTube にて公開します。