札幌彫刻美術館連続講座『なぜ彫刻は破壊されるのか』


『なぜ彫刻は破壊されるのか』 本郷新を手掛かりに考える
講師は芸術家でもあり、芸術博士として学術研究も行う小田島のどかさん。
今、米国で起こっている「ブラック・ライヴス・マター」運動に関連し、世界では彫刻記念碑の撤去や引き起こしが起こっていることに関心を持ち、研究調査した内容を紹介し、公共空間の彫刻像の持つ機能や役割にも触れた話の後、1969年の日本での彫刻破壊事件である立命館大学における本郷新の「わだつみの像」について語り、今後もさらに研究調査し、本郷新がこの事件をどう考え、その後の制作に臨んだかなどを今後研究を進めたいという興味深いお話でした。   (奥井)