本郷新彫刻美術館サンクスデー

6月23日(日)晴れ
年2回開催されるサンクスデー『洗って味わう彫刻のカタチ』今回は、記念館前の《男のトルソー》2体《横たわるトルソー》合わせて3体の清掃を行いました。
「昨年楽しかったから」と、この清掃のための来館者もあり、24名での作業となりました。《横たわるトルソー》は、台座がブロックから御影石に変わったことで存在感が増し、ワックス後の磨きにも力が入ります。
みんなで作品に触れて、洗って、磨いて、「立体」の魅力を味わいました。

この日は、彫刻美術館へ行く途中にある《奏でる乙女》の清掃も行いました。
ワックスをかけ、磨いたことで寂しげに見えた乙女にも笑顔が戻ったようです。

(小笠原悦子)

若い女の像~清掃前 若い女の像~清掃後

 

大通り彫刻清掃2024


大通公園彫刻清掃
7月7日(日)曇りのち小雨
恒例の大通公園彫刻清掃は、友の会会員のほか、藤女子大学、札幌大通公園ロータリークラブ会員合わせて26名が参加しました。テレビ取材もあり、友の会の活動を知ってもらう良い機会です。
ロータリークラブ会員は、主に脚立を使う作品の担当、藤女子大学『ちょうこくみがき隊』のメンバーには《泉》《石川啄木像》《湖風》《牧童》《開拓者母の像》《花の母子像》6作品の解説をしていただきました。それぞれワックスで磨き上げた後、参加者全員公園を歩いて解説を聴きました。作品、作者について調べたことを自分のことばで話し、わかりやすい解説でした。「調べることが楽しかった」一番嬉しいことばでした。これからも興味の幅を広げ、彫刻を愛する仲間として一緒に活動できることを願っています。
不安定な空模様の中、参加されたみなさん、ありがとうございました。(小笠原悦子)
★ 8月3日(土) 11:35―11:40 STV『札幌ふるさと再発見』
  放送後10日以内をめどにYouTube にて公開します。

安春川清掃活動

安春川彫刻清掃    6月9日(日)曇り
今年度3回目の彫刻清掃は、安春川にある『夏の日』と『ささ舟』です。1991年の設置以来、一度も手入れされたことがないように思われます。像は鳥のフンで汚れ、台座は流れ出た緑青と黴や埃で黒くなっていました。台座はクレンザーを使ってもなかなか汚れを落とすことができず、『夏の日』は男の子が手にした虫取り網の棒だけが残っています。
風が強かったので水洗いした後は乾くのも早く、ワックスの溶液の濃度も濃くなっていきました。カサカサに乾いた像はワックスを掛け磨くと驚くほど輝き、まるで元気を取り戻したように見えます。
4人の子どもたちは本格的な『夏の日』を迎える前に綺麗になって喜んでいることでしょう。
(小笠原悦子)

真駒内彫刻清掃

真駒内地区彫刻清掃     20245月26日(日)晴れ

真駒内地区の3作品の彫刻清掃を行いました。残念ながら、『牛と少年』の亀裂は一昨年から変わらず、像の下の草刈りから作業は始まりました。『エドウィン・ダン像』は昨年補修を終え堂々とした姿で立ち、植栽も整えられていました。このような大きな彫刻の清掃には、高圧洗浄機が大活躍です。駅前の『ひとやすみする輪廻』は色とりどりの花に囲まれ、この日真駒内アリーナのイベントに来た人たちを歓迎しているようでした。(小笠原悦子)

*最後のお部屋の集合写真は、一緒に清掃作業をして下さった金井さんのお宅  です。おにぎりやデザートをごちそうになり、作業の疲れもどこへやら?楽しい1日になりました。お心遣いに感謝です。参加した皆さんお疲れさまでした。

 

 

道新掲載紙「本郷新の素顔」


 彫刻美術館連続講座第1回目として、6月1日札幌市民交流プラザ1Fで「家政婦が見た本郷新」が開催されます。本郷新の様々なエピソードを交えた吉崎館長の講演会。(要予約)

原子修さん逝去

高橋大作会長と会員の皆様

悲報をお伝えいたします。

札幌彫刻美術館友の会顧問の原子修先生が、
去る1月30日に肺炎により永眠されました。
享年91歳、函館市出身。

原子先生は1981年に設立された財団法人札幌彫刻美術館の
初代館長として同館と発展に尽力する一方
当会の創設(1981年)と活動にも指導的役割を果され、
40年余にわたって当会の発展に寄与しました。
ちなみに当会会則の草案は原子先生によるものです。

ここに原子先生のご冥福を心からお祈り申し上げ、
謹んでご報告申し上げます。

札幌彫刻美術館友の会名誉会長
橋本信夫
2024年2月10日

本郷新記念札幌彫刻美術館主催恒例のサンクスデーで彫刻清掃のお手伝い

11月3 日(金) サンクスデー『 洗って味わう彫刻のカタチ』6月に 続き今回は、前庭の「砂」「裸婦」「堰」3体の清掃を行いました。

吉崎館長の呼びかけもあり、来館者合わせて13名での活動です。普段見ただけでは気づかないボリュームや作者の意図する荒々しい制作の跡など、まさに洗って触れて彫刻のカタチを楽しみました。参加した小学生は楽しそうにブラシで彫刻の汚れを取り、水をかけ布で水をふき取り、きれいになった彫刻をみて満足そうでした。

「裸婦」

「堰」を清掃

「砂」を清掃

大通り公園彫刻清掃


真夏の暑さが続く中、会員の他大通公園ロータリークラブ、藤女子大学と合わせて21人での清掃となりました。
『泉』を全員で清掃後、3丁目、2丁目とそれぞれ分かれての作業です。
前回実施できなかった6丁目『奉仕の道』は、札幌ロータリークラブから寄贈された彫刻です。今回は管理事務所が周りの水抜きを済ませており、設置後、ほとんど初めての清掃となりました。ロータリークラブの会員は活動の基準、刻まれた4つのテストを確認しながら磨き上げていきました。
藤女子大学の学生達は、3丁目『石川啄木像』『牧童』を担当。バケツでの水運びやワックスがけ、磨きと熱心に取り組んでいました。
その後、カナモトホール前の白コンクリートの『希望』に集合し、高圧洗浄機での水洗いを見守りました。こちらも設置後初めての清掃です。女性像は水を浴びて白く輝きを増したようです。その昔は札幌市の中心、豊平館があった場所に設置された『希望』。友の会発行の『ぶらり札幌彫刻めぐり』の表紙の作品でもあります。札幌のシンボルとして大切に守っていきたい彫刻です。
オータムフェスタで賑わう大通公園で、清掃作業に参加してくださった皆さん、ありがとうございました。(小笠原悦子)