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本郷新記念札幌彫刻美術館サンクスデーを手伝う

6月24日(土)『洗って味わう彫刻のカタチ』来館者と一緒に19名で記念館前の旭川市常磐公園の「風雪の群像」の3人の若者の像のトルソ―3作品のうち2作品の清掃を行いました。水洗いだけの予定でしたが、快晴だったので、急遽、蜜蝋ワックスの塗布も行いました。ワックス後、布で磨くことによって新たな表情が生まれます。参加者からは驚きの声があがりました。作品の手触りと「立体」の魅力をあらためて感じることができた一日でした。

 

 

 

道庁前庭の「北の母子像」がきれいになりました。

6月11日 本当に久しぶりに道庁前庭の「北の母子像」の清掃を行いました。

この作品は、本郷新が1978年に北海道文化賞を受賞した際、「北海道に生まれ、こよなく故郷を愛し続けている私にとってどんな賞よりも貴重で、うれしい受賞です。このお礼として、限りない母子像の愛情を表現した私の作品を感謝として北海道に寄贈し、道民の皆さんに親しんでいただきたい」と北海道に寄贈されました。母子像について本郷は、「愛のかたちの追求」であり、「彫刻家にとって永遠のテーマである」と語っています。制作年は1978年。道庁北側前庭に設置され除幕式が行われたのは、本郷が2月13日に亡くなって3カ月後の1980年の5月12日でした。                               洗剤で汚れを取り、電池式の高圧洗浄機を初めて使用し、水洗いしました。ミツロウワックスを塗布しきれいにつやを出すよう磨きました。終了後駅前通りの彫刻を見て回りました。

一枚目と6枚目の写真をクリックして写真を大きくし、清掃前と後の彫刻を比べてください。

清掃終了後。、駅前通りの国松明日香さんの「NIKE」,小野寺紀子さんの「BIANCA」、松康夫さんの「環LINKING」の状況を観察。ほこりや汚れが目立ちました。驚いたのはBIANCAにカラスの糞が付いていたので拭き取ろうとするとクラっと動いたのです。台座と彫刻の接合部の金属の腐食の可能性があります。札幌市文化部の調査でもぐらつきがD3になっていました。通行人の多い場所です。早くい修理が必要です。

NIKE              BIANCA            環