大通公園彫刻清掃
9月28日(日)晴れ 第8回彫刻清掃 大通公園2丁目から4丁目
9月7日雨のため中止になった彫刻清掃が実施されました。当日は大通公園ロータリークラブから3名、藤女子大学から7名、友の会からの5名が3つのグループに分かれての作業となりました。
公園のシンボル《泉》と初めての清掃となる《吉井勇歌碑》はロータリークラブが担当しました。《石川啄木像》《湖風》《牧童》《花の母子像》には、昨年のワックス効果が見られるので、水洗いと磨きをしました。《開拓雨母の像》は設置場所のせいか汚れがひどく水洗いが精一杯。ワックスがけは次回へ持ち越しです。
その後参加者全員で藤女子大学『ちょうこくみがき隊』の解説を聴きました。それぞれ詳しく調べてわかりやすく、個性が感じられる解説でした。彫刻も若い力を借りて輝きを取り戻したようです。(小笠原悦子)
投稿者「細川」のアーカイブ
真駒内清掃活動
第6回 彫刻清掃 地下鉄真駒内駅周辺
7月27日(日)通常は午前中から清掃活動をするところ今回は午前中に本郷新記念札幌彫刻美術館での「館長の日曜講話」現在開催されている「共鳴する彫刻山内壮夫」について梅村学芸員からの講話を聴講後の活動になりました。午前中雨が降るという、湿度が高い中での作業になりました。「ひとやすみする輪廻」(丸山隆作)「エドウイン・ダン像」(峯孝作)「牛と少年」(佐藤忠良)3体を今回は高圧洗浄機での洗浄を中心に行いました「牛と少年」の彫刻はまだ修理が行われていない牛の後ろ足の亀裂がそのままになっております。6名で作業を行いました新会員の李さんが初めて参加をし清掃が楽しいと話しておりました。
キッズガーデン
第7回 彫刻清掃 中島公園香りの広場
8月2日(土)10時より【中島kidsガーデン】の活動を行っておいる近所小学生を中心とした子どもたち今回は4歳からの7名のお子さんと保護者の方が参加されました。植物を育てる活動を通して公園のこと、自然のこと、環境のこと、文化のことを考える一つのとして中島公園での彫刻清掃作業を一緒に行いました
山内壮夫作4体「猫とハーモニカ」「鶴の舞」「笛を吹く少女」「母と子の像」を子どもたちと一緒に水をかけての洗い、洗浄を行いましたはじめはおそるおそるな感じでしたが、少しずつ慣れて積極的に彫刻に触れている姿がこれからにつながると良いなと思いました。 藤倉まゆみ
岩見沢へのバス旅行
札幌彫刻美術館友の会は、2025年7月21日(日)会員、一般など35名の参加のもと、リトルロックヒルズのイングリッシュガーデン、アルテピアッツァの彫刻鑑賞のバスツアーを行い、大いに楽しんできました。
リトルロックヒルズは庭と建物・土地すべてが1つとなった風景を目指して作られたという英国風ガーデン。お昼は森の中の緑に囲まれたガラス張りレストランでの豪華なランチと演奏は至福の時間でした。(会員の桜田さんのフルート&上村理恵さんのピアノとオカリナ)
その後アルテピアッツァで安田侃さんの彫刻をガイドして頂きました。
帰りのバスでは、奥井さんのフォスコ・マライーニの解説。安田侃さんが「マライーニが私の道を開いてくれた」というお話は大変勉強になりました。又クイズが楽しかったという方もいらして事故もなく全員元気で終了したことに感謝です。
大通公園西地区清掃活動
第5回 彫刻清掃 大通公園6丁目から12丁目
7月13日(日)快晴 大通公園10丁目ホーレス・ケプロン像前に集合、
当日は札幌大通公園ロータリークラブより4名、藤女子大学〝みがきたい隊〟12名教師他2名、友の会からは7名参加。
清掃は6丁目「奉仕の道」、7丁目「漁民の像」、9丁目「有島武郎文学碑」、12丁目「若い女の像」の4グループに分かれて、彫刻洗い洗浄、ワックスがけを行い磨かれた像は、藤女子大学〝みがき隊〟による彫刻解説が各々グループで説明がありました。大通公園は7月18日から始まるビアガーデンの準備がされており、予定をしていたホーレス・ケプロン像、黒田清隆像に囲いや仮設テントがあり高圧洗浄機での洗浄清掃は中止となりました残念です。
12丁目では彫刻清掃後彫刻を囲む水辺の縁石がきれいに磨かれたあと、すずめがきれいになったことを見ていたのか、水辺で水浴びをしている様子が微笑ましく見えました。 (藤倉まゆみ)
丸山隆作品のビフォーアフター
6月8日(日)の続編です。
屯田兵の像の清掃を終えて解散の後、会員数名で南区川沿のホームセンターまで足を延ばし、手ごろな高圧洗浄機を購入しました。そして折角ここまで来たので、道向かいのホテルにある丸山隆氏の野外彫刻を観に行こうということになりました。
作品は、40年前のホテル開業時にはたしか玄関ポーチの並びに設置されていた記憶がありますが、その場所に見当たらず、敷地内を見渡すと、出入り口道路脇の郵便ポストの向こう側にあるのを見つけました。経営者が替わって改装された際に移設されたものでしょう。
《祀りの石Ⅰ》と題され、捧げ物の祭壇を思わせる厳かな作品です。しかし残念なことに、辺りは背の高い雑草が生い茂り彫刻全体を取り囲んでいます。
ホテル内に入り、ロビーに展示されている砂澤ビッキ氏や國松明日香氏の彫刻作品や絵画作品数点を、この折に鑑賞させていただきました。それでもやはり屋外の丸山作品が気に懸かります。橋本名誉会長を代表にフロントに声をかけ、彫刻周辺の現状を報告してからホテルを後にしました。
1週間ほどが経ち、偶然ホテル前の国道230号線を往復する機会がありました。通りがかりに立ち寄ってみると、草はきれいに刈られて作品は全身を現わしています。
今回は、作品鑑賞の為だけに突然ホテルを訪れた我々のいわばお節介を真摯に受け止めてもらえたことが何よりありがたく、野外彫刻の管理事情についても改めて考えさせられる1件となりました。今は亡き作者もきっとお喜びのことでしょう。
(笹山 記)
本郷新札幌彫刻美術館サンクスデー
6月22日(日)前日からの雨上がり湿度が高い一日、今回は4回目の清掃活動。本郷新記念札幌彫刻美術館 サンクスデーのイベントでの一貫 午前中には『山内壮夫入門』を梅村学芸員のお話を聞き、山内壮夫の生涯や今回の山内壮夫展のタイトルの共鳴する彫刻の意味を理解することができました。又『彫刻の道』さんぽに参加。札幌彫刻美術館の周囲を散歩し途中には大きなカタツムリに出会い、彫刻解説、クイズを解くことでより理解が深まりました。大通公園の「泉」の像が描かれたマンホール蓋を探すでは。後日同じものを中島公園近くの南9条西3丁目の横断歩道上で発見しました。まだほかにもあるようです。
午後からは、洗って味わう彫刻のカタチでは本館前にある、4体の彫刻を当日来館されていた方がや藤女子大生を含む26名の皆様で洗い、洗浄、ワックスがけの一連の作業を行いました、作業の後彫刻たちは暖かい日差しを受けて美しく輝いていました。(藤倉まゆみ)
山鼻屯田兵像(山内壮夫)
6月8日(日)、札幌は緑爽やかな季節、第3回目の今回は会員7名で山鼻屯田兵像(山内壮夫作1967年) の清掃に当たりました。国道230号線(石山通)上り車線に沿い、南区警察北隣りの山鼻日の出公園入口に立つこの像は、道路を行き来する車中から誰もが目にすることができます。
像の傍らに設置された由来記には、この公園は北方警備と北海道開拓のために屯田兵として山鼻地区に移住した東北各県の士族達の眠る墓地であったが、昭和40年に平岸霊園に移転改葬され、その跡地に、往事を偲び、先人たちの業績を讃える屯田兵の像が建立された、との旨が書かれています
ブロンズ像は、1967年の設置以来、ここ二十数年来一度も手入れされていないとのことで、今回の清掃作業により傷みが激しく、亀裂や錆の浸食が深刻な状態にあることが確認されました。他の彫刻作品と違い、洗剤やワックスがけをしても、かける傍から表面に染み込むため、存分な効果がなかなか得られません。しかしながら、懸命に磨くことで、水跡状の錆に汚れた表情の険しさは薄れ、凛々しい姿を取り戻していくのに安堵しました。
この屯田兵の像は、軍帽軍服姿で手に大きな鍬を持ち、足にはわらじを履いています。維新の動乱期、武士たちは着慣れた和服を脱ぎ、洋服に着替えるや間もなく屯田兵に志願したのでしょうか。その運命をも想像させるような像の体格のリアルな表現です。最後に像の立つ台座について、石が外れ、破損個所が目立ちました。ブロンズ像本体とともに台座にも素早い安全対策が必要かと思われました。(笹山記)
新渡戸稲造萬理子両先生顕彰碑
5月11日(日)、本年度第1回目の清掃活動が実施されました。
今回対象となるのは、新渡戸稲造記念公園内に設置されている山内壮夫作≪新渡戸稲造萬里子両先生顕彰碑≫⦅1979年)。
曇り空の下、午前10時に新渡戸稲造遠友リビングラボ(仮称)の建設を推進する会の方々、及び友の会メンバーの計10名がブロンズ像の下に集合しました。
清掃開始前に、永年新渡戸研究に専念されている三上節子さんより、かつてこの土地にあった遠友夜学校の歴史や新たな施設づくり事業について解説をしていただきました。
顕彰碑題名に代えて、像の足元には「学問より実行」の博士の言葉が刻まれています。
まさに価値観の混迷する現代にあって、
次の世代への拠り所として新渡戸博士の精神をつないでゆく活動の大切さを再認させてくれるものでしょう。山内壮夫氏の7年の構想の末出来上がったというブロンズ像、青年像の掲げもつレリーフ版は遠友夜学校のシンボルである星や花に縁どられ、思いを一つにする新渡戸ご夫妻の肖像が浮き彫りされています。
非常によく似たご夫妻、よく見るとそこにはお二人のイメージが重なるような作者の工夫も…
清掃の後、細部までピカピカにワックスで磨かれた像は、再び新しい春を迎えた印象でした。
台座の破損個所などをチェックして、午前中には無事清掃作業を終えることができました。
(笹山恵利)
新年会2025
札幌彫刻美術館友の会の新年会が2月15日(土)市内ネストホテルで行われた。
今回の講演は会員である梁井朗氏。演題は「いつまでもあると思うな野外彫刻」
梁井さんは北海道新聞の文化部などに努める傍ら、インターネット上で「北海道美術ネット」を長年主宰され私達にとっては、大変興味深いお話ばかりでした。
私たちが運営データー作成している、「北海道デジタル彫刻美術館」に登録された作品が台座からなくなって、移動されているものなどが沢山あります。
そういった作品を具体的に挙げて説明されました。
劣化した彫刻を役場が作者に無断で廃棄処分してしまったという話には驚きました。
作家が現存している場合は作家に相談し、補修が可能な場合もある。
彫刻や美術品は、それぞれ作られた背景・歴史があります。芸術作品と認識されない
ものは悲しい運命をたどるのかもしれません。
テープカットの時はコンクリートもブロンズも、それなりに長くいつまでもそこに
あるような気がしますが、コンクリートはパーマシールド塗布やブロンズはワックスがけなど
手入れをしなければならないことを、強く考えさせられる講演でした。
オカリナ(谷口理恵さん)フルート(桜田信明氏)の演奏も素晴らしく、引き続き
昨年から始めたオークションも行いました。
中でも山内壮夫作のレリーフ(遺族から寄贈された)も出品され、落札されました。
これらは、私達の活動資金として大切に使わせて頂きます。
参加くださった皆様、本当にありがとうございました。