投稿者「tomonokai」のアーカイブ

5月25日第2回彫刻清掃:真駒内

さわやかな初夏を迎えて、第2回彫刻清掃が行われました。
今日の清掃は真駒内地区の3点です。
1.真駒内地下鉄駅前:ひと休みする輪廻(丸山隆):水拭き
2.牛と少年(佐藤忠良):水拭き
3.エドウィン・ダン顕彰像(峯孝):高圧洗浄機による水洗浄

:3カ所を移動しながらの清掃でしたが、好天にも恵まれ順調に清掃できました。:
初めて清掃した丸山隆作『ひとやすみする輪廻』、昆虫の卵もきれいに除き、周りも除草し、美しくなりました。斉藤ミサヲさんの解説でタイトルの意味がよくわかりました。
その後『牛と少年』を清掃。今回は昨年行ったワックスがけが有効なので、水洗いに留めました。
最後にエドウィン・ダン記念館のある真駒内中央公園にて『エドウィン・ダン像』の清掃を行いました。
高圧洗浄機を使い、頭部まできれいに洗うことが出来ました。

漁民の像 (2014/5月)

大通7丁目の「漁民の像」を北海道信漁連と清掃

「漁民の像」は北海道漁協婦人部連絡協議会が創立10周年と北海道100年を祝って、昭和44年(1969)5月9日に建立。像全体が三角形の安定感があるようにという部員の希望を取り入れて制作された田畑一作(大正4年東京生まれ)の作品。像の解説文のことで道信漁連と連絡を取ったところ、道信漁連では毎年総会の後、婦人部が像の周辺を掃除していることを知り、友の会でも毎年洗浄していることから今年は一緒に像の清掃を行うことに。

2014:漁民の像清掃

2014:漁民の像清掃

道新漁連からは3人の若者も参加。高圧洗浄機は今年初めて使用、大通の水道の水圧が弱く、途中でポンプに切り替えるなどのトラブルがあったものの、無事ワックスがけまで終了し、美しく輝いていました。今回は会議の都合で婦人部の参加はなかったのですが、これからも像の保全維持に協力し合いたいと思います。

2014年度総会

2014年度総会(札幌市民ホール2階第2会議室)

札幌市民ホールにて彫刻美術館友の会の総会が行われました。
札幌市民にとって札幌国際芸術祭の意義は何か?
札幌市民は札幌国際芸術祭のどうかかわれるのか?
札幌の文化創造にどのような役割を果たすのか?  等々

講師  
地域ディレクター      端 聡 氏 <美術家 / アートディレクター
プロジェクトマネージャー   漆 崇博 氏 <AISプランニング代表 / アートコーディネーター

総会終了後7月から始まる「札幌国際芸術祭2014」に取り組まれている国際芸術祭ディレクターの端氏と同プロジェクトマネージャーの漆氏の講演をお聞きしました。質疑応答も白熱し時間が足りない程でした。

「ゆきあかりin中島公園」

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中島公園児童会館前広場において雪祭り」に連動し「「Sapporoゆきあかり2014」」が2月7日~9日迄行われました。

「札幌彫刻美術館友の会」も実行委員として毎年お手伝いをしております。
厳寒の中、沢山の会員の皆様の協力をいただき、「あかりと願いのターミナル」のコーナーで多くの方の願いのあかりを灯すことができました。

◆寒い中皆様お疲れ様でした。◆

Webコンテンツの二次利用

s-DSC00098札幌市の学生起業家をサポートする為のアイデアコンテストがあり札幌市立大学デザイン学部の「ぶらりさっぽろアートマップ」が受賞されました。
そこで彫刻友の会のWebコンテンツ「街中の美術館」で使われている画像や文章などの二次利用が出来ないかという要請が(有)たま様からあり、現在さまざまな意見交換が行われています。

上田市長に要請文提出

s-DSCN2372「彫刻友の会は昨年末、札幌市の文化部長を通して上田文雄市長あてに野外彫刻の長期保全対策を訴える
要請文を手渡しました。要請は『国際都市・札幌には多数の野外彫刻がありながらほとんどは長年の風雨などで無残な姿になっており、後世に伝えるためにもこれら作品の補修・保全対策を確立してほしい』というもので、橋本会長から詳細な実態説明をしました。その際、文化部長から、現在、野外彫刻の実態調査を行う予定であり、もう少し様子をみてほし旨の表明があり、今後の札幌市の動きを注目したいと思います。」

雪の中の彫刻解説

s-DSC0015312月13日、今年初めての大雪になり、大通彫刻の散策も危ぶまれましたが「島義勇像」を初めて対面と言う新人も含め、8人が市役所ロビーの「島義勇像」の前に集合、台座の上に、2,5メートルの堂々とした島判官の全身像に圧倒されながらも鑑賞した後は、地下道を利用して、何とか「漁民の像」までたどり着き、雪に覆われた「漁民の像」、「奉仕の道」を足早やに鑑賞。佐藤美保子さんと長峯が担当しましたが、幸い会員の高橋大作さんの参加で、豊富な知識を披露していただき、短い時間でしたが有意義な時間を過ごしました。

岩内方面バス旅行

(荒井美術館・木田金次郎・西村計雄美術館&アトリエ訪問)

iwanai例年は秋に行われる友の会のバスツアー、今年は橋本会長のふるさと、岩内方面へのアートと海の幸を楽しむバスツアーということで、7月30,31日に実施しました。

雨の予報だったにもかかわらず、朝から晴れ間がのぞくツアー日和になりました。定員40名の参加。最初に訪れた神威岬は美しい積丹ブルーで私たちを歓迎してくれました。

木田金次郎美術館では「生誕120年記念 木田金次郎「第一回個展」の頃」が開かれていて、普段あまり見ることのできない60歳以前の作品に出会うことができ、タイムリーでした。

荒井美術館ではピカソの版画コレクションは勿論、、道内作家、西村計雄と盛りだくさんの作品を鑑賞し、庭園に設置された彫刻の清掃も行いました。高島旅館では気持ちのいい温泉で疲れを癒し、美味しい海の幸に参加者一同満足の一日目でした。

翌日はまず、会長推薦の岩内湾を一望する円山展望台に。次に西村計雄記念美術館を訪れ、画家の若き日からの画業を堪能。西村計雄さんの御次男が経営されているチーズ工房、そして鉄の作家澤田正文さんのラム工房を訪れました。センスあふれる魅力的な作品に出会うことができました。最後は有島記念館。ここでも北海道の若い作家の展覧会が。本当に盛りだくさんで慌ただしいバスツアーでしたが、お腹も心も満腹した旅でした。

円山動物園「つよいこよいこ」像の調査と清掃

●桑園地区町内会文化部主催イベント

5月29日(水)円山動物園前ロータリー中心に設置された山内壮夫制作のコンクリート像の調査と清掃を行いました。参加者7名で動物園前バス停で打ち合わせをし会員の斉藤ミサオさんの解説から始まった。

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清掃前のミーティング

解説によると、戦後の荒廃がまだ市民の心に残っていた1950年(S25年)上野動物園から移動動物園を招き大成功だった事をうけ「児童遊園」という名称でスタート。S26年はれて「円山動物園」となり翌年開園記念祭がおこなわれた際「よいこつよいこ」像の除幕式が行われたそうです。従ってこの像は60年という長い時間の経過とともに、劣化が激しくなり、特に頭頂部は崩れ落ち、台座を含む全体に広がっています。亀裂の間には苔が生えているという無残な姿。
後日札幌市市民文化部、みどりの推進部に会長他数名で状況を報告し陳情に伺いました。
このころ制作されたコンクリート像の多くはこういった問題を抱えています。今後の対策が必要不可欠と思われます。

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「つよいこよいこ」の解説

 

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鳥の頭上からの劣化した様子

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学習会

「彫刻の清掃とガイド」は友の会の基本的な活動です。
この活動をより深めていくために、彫刻のすべてを学ぶ学習会を 行っています。参加者は、友の会会員ですが,美術の専門家ではなく、美術に関心を持ち、彫刻について、もっと知りたいという前向な仲間 たちです。
これまで橋本会長を講師に、彫刻の素材(ブロンズ・コンクリートなど)についてなど資料に基づき2回の学習会を持ちました。
その後常田先生の学習会では第3回・第4回と西洋中世紀の建築・彫刻・宗教などに始まり、「石の文化」歴史など沢山の写真資料を、パワーポイントにまとめられ、大変興味深く、楽しい勉強でした。今私達は、彫刻に興味を持ち、一緒に学びながら活動する仲間を募集しています。勿論、専門的な学習を積んでいる人、これから学びたい人、どなたでも歓迎です。
学習の内容は、自主的な学習の他に、彫刻の専門分野の方や、経験豊富な方などを講師にお呼びし、楽しく学び仲間の輪を広げ、街なかの美を守る活動に邁進しております。
賛同される方は、ぜひご一報ください。