9月26日(火)羊ヶ丘展望台にある坂坦道作 「丘の上のクラーク」清掃が青空の元行われた。(参加者11名)
観光バスが朝早く到着するので、水がかからない様早目の活動。8時集合で高圧洗浄機の準備も必要。今回は展望台近くにお住いの地域の方も4名初参加。積極的にお手伝い頂いた。クラーク像は、水洗い、乾拭き、手の届く所までのワックスがけを行った。清掃の合間にクラーク像の右手を上げたポーズをまねして写真を撮る観光客のシャッターを押しながら清掃も無事完了。解説は細川が担当した。帰路近くに私のサロンがあり皆立ち寄って下さった。お茶を飲みながら雑談したが、100年記念塔が40年余り経過し劣化の為現在立ち入り禁止。今後どのようにするのがベストなのかなど活発な意見交換がされ大変有意義な、時間を過ごしました。
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9/3 大通公園彫刻清掃
もう札幌もすっかり秋の装いですね。
9/3(日)、オータムフェストの準備で慌ただしい大通公園の中、彫刻清掃を行いました。
対象は、7丁目の漁民之像、札幌市資料館前にある若い女の像、最後は2丁目にある開拓母の像です。
清掃は水洗いと中性洗剤と豚毛ブラシでの洗浄、そして乾燥後にワックス掛けと乾拭きを行いました。(※若い女の像は水洗いのみ)
豚毛ブラシは、ブロンズ清掃用として今回から新たに導入されたものです。毛の堅さがブロンズの清掃に適しており、これまで使用していた歯ブラシよりも、効率よく、細かい造形の箇所もしっかり清掃でき、このブラシのおかげで非常に清掃しやすくなりました。
彫刻の汚れは主に土ぼこりと鳥糞ですが、開拓母の像は特に、虫の巣もあり酷く汚れていた状態でした。まわりの植物や、噴水が近くにあるかどうかで、漁民之像と比べかなり汚れ方も変わってくるようです。彫刻をいい状態で残すためには周囲や樹々の関係にも気をとめておくと良いかもしれませんね。
ポンベツ芸術要塞
2011年から彫刻美術館友の会として応援してきたハルカ山芸術要塞がこの夏恐竜の町として今話題に上っている穂別へと引き継がれる。
化石による町づくりを推進してきた旧穂別町にあるつつじ山公園、野外美術館などをアート部門としてダイナミックに活用しようというものが「ポンベツ芸術要塞」で「鵡川恐竜アカデミア」とともにそれぞれの会場で8月5日~20日までイベントが行われる。
石の彫刻家で知られる渡辺行夫さんのイタドリで作られた恐竜ポンベツポロハラムの写真が手に入ったのでご紹介します。
全長6メートル50・高さ3メートルの恐竜モニュメントは、ご本人の写真の大きさでお解りいただけると思います。
ポンベツポロハラムとは、アイヌ語で穂別のオオトカゲという意味です。今後穂別のいろいろなイヴェントに活用されるようで夏休みになった子供たちがきっと喜ぶ事でしょう。
7/2(日) かもくま祭 彫刻たんけん隊
本日は毎年恒例、中島公園での「かもくま祭」の日。
その中で「彫刻たんけん隊」として子どもたちと一緒に彫刻の清掃を行いました。
昨年は残念ながら大雨に見舞われてしまった「かもくま祭」ですが、
今年は雨も降らず気温も高く、子ども達も一層元気に遊び回っていました。
彫刻友の会のブースでは、彫刻写真のパズルが大人気で、子ども達の姿が絶えませんでした。
会長も素敵な笑顔でしたね!
彫刻たんけん隊による彫刻清掃は、公園内にある山内壮夫作の、
母と子の象、鶴の舞、笛を吹く少女、猫とハーモニカの、4点が対象でした。
「何の動物に見える?」「何をしているように見える?」という質問をには、
子ども達も元気よく応えてくれましたし、お掃除の方にも積極的に手伝ってくれました。
中には、お掃除を楽しむあまり、彫刻めがけて全力で走っていく子もいました。
彫刻について知ることもそうですし、「次の彫刻どこ?」と公園の中にある彫刻を探すことから楽しんでいて、その様子を見るだけでも嬉しく思いました。
彫刻たんけん隊ツアーは本日で3回実施し、彫刻3点を見事に綺麗にしてもらいました!
彫刻たちも喜んでいることでしょう。
次回は7/9(日) 鴨鴨川を清流にする会による中島公園の清掃が行われますので、
合わせて森の歌、木下成太郎像の清掃を行います。
次回もご協力をよろしくお願いします。
2017年彫刻セミナー
6月14日、「木下成太郎像」の修復のため来道された黒川弘武蔵美教授を迎えて、札幌彫刻美術館において彫刻セミナーを開催しました。午前中は美術館の学芸員、彫刻家などを対象にブロンズの損傷と保存、修復について専門的な講演が行われました。屋外のブロンズ彫刻を例に損傷の起こる仕組みを科学的に示ながらの説明とそれぞれの損傷に対する具体的な修復保存方法と、学ぶことの多い講演でした。また、東京、長野県、仙台などでのボランティアによる彫刻清掃の紹介がありました。黒川先生の「彫刻清掃は触覚の芸術である彫刻を楽しむ絶好のチャンスであり、触ることにより、より深い鑑賞ができ、さらに達成感を得ることができる。」という言葉は友の会の活動に大きな励みとなる言葉でした。
午後からは彫刻美術館の前庭の彫刻をモデルに彫刻清掃ワークショップ。黒川先生推奨のブラシを使用し、水洗い-洗剤洗い-水洗い-乾燥-蜜蝋ワックスの塗布-乾燥-火炎放射器により加熱-艶出し磨き。 この方法は経験が必要なので、すぐには私たちは使えませんが、彫刻は見違えるように美しくなりました。
10月に再度黒川先生が来札される予定があるので、その折に彫刻美術館のわだつみの像を黒川先生の指導の下、清掃、ワックス塗布を行います。(奥井)
5/21 彫刻美術館前庭の彫刻清掃
5/21(日) 本郷新記念札幌彫刻美術館にて、
美術館・記念館の前庭に設置されている彫刻の清掃を行いました。
この回では同美術館学芸員の山田様、道近美学芸員の寺地様にもご参加いただき、
彫刻の解説や、保存方法のお話等をさせていただきました。
何度か通り雨に見舞われ、一度中断を余儀なくされましたが、
ほとんど気持ちのいい青天で、清掃日和となりました。
美術館前に設置されている『わだつみのこえ』は背の高い作品。およそ190センチほどでしょうか。手の届かない箇所もありますので、ホースによる水洗いを行いました。
記念館前のブロンズ像3体、またコンクリート像の『鳥の碑』も同じく、
水洗いと、雑巾がけを行いました。
宮の森は車通りも少なく、樹々が多いため、大通公園や札幌中心部に設置されている彫刻に比べて、汚れや劣化も少なく非常に綺麗な状態でした。またそのほかにも設置の状態や台座の安定性など、課題もいくつか見つかった、有意義な清掃だったと思います。
文化講演会「古代ギリシャのブロンズ彫刻」
2017年5月28日(日)道立近代美術館で120名を超えるお客様を迎え文化講演会が行われました。最初に司会の常田先生(北大名誉教授)から古代ギリシアの芸術について解りやすく説明があり、ついで松本先生(彫刻家)から、ステージ前に展示頂いた鋳造部品を直接示しながら具体的に当時の制作技術を解説頂きました。続いて羽田先生(東京芸大美術部講師)が「リアーチェの戦士像」を中心に当時のブロンズ制作の背景や製作技術などについてや最先端の研究成果などを~。
最後に後藤先生(彫刻家・日本鋳金家顧問)は、札幌競馬場入口に設置された三頭の馬の制作者。
道内の彫刻も詳しく、幅広くブロンズのの補修・保全の重要性と問題点などをお話しいただきました。
それぞれに、彫刻芸術に対して興味深い話題ばかりで感銘を受けました。
2016/8/27 中島公園彫刻清掃(キッズガーデニング)
暑さも和らぎ過ごしやすくなってきました。
秋も間近になった中島公園で本日、キッズガーデン参加のみなさんと彫刻たんけんを実施しました。大人5名、子ども17名、そして私の友人4名にも手伝っていただき、今回も賑やかな彫刻清掃となりました。
先月、大雨のため中止になってしまった「かもくま祭」のツアー用に作られた手旗、
今回は大活躍でしたよ!
先日のパーマシールド塗装で表面が美しく輝いていた「母と子の像」。
太陽の光を浴びて光っていましたが、お子様方の積極的で丁寧なお掃除により更にピカピカツヤツヤになりました。
山内壮夫が子ども達に面白く遊んでもらうために開けた穴で遊ぶ、清掃後の子ども達。
「おかあさんの背中みたい」という声も。
そして、同じポーズをとってみたりして。彫刻の親子の気持ちになってみました。
もう一方のグループでは「ネコとハーモニカ」「鶴の舞」のお掃除をしてもらいました。
こちらも親しみやすく遊びやすい彫刻作品。子ども達も楽しみながらお掃除できたみたいです。
鶴の舞は子ども達にとって背の高い彫刻ですが、協力しあって、なんとか綺麗になったかな?
最後は「笛を吹く少女」をお掃除してもらう予定でしたが、ちょっとキッズガーデンのご都合で、彫刻探検はここでおしまい。友の会のみなさんで、清掃を行いました。無事4点、彫刻清掃完了です。
今回、子ども達は抽象的でちょっと面白い形に興味をもって、率先して洗ってくれたり、同じポーズして非常に楽しんでいたようでした。また親御さん方からも、彫刻を立ち止まってじっくり見る事が無かったので初めて興味を持った、といったご意見がありました。野外彫刻作品は触ってはいけないものではなく、もっと親しみを持って触れても大丈夫と気づくきっかけになれてよかったですね!また次回も年齢関係なく色々な人を交えて、彫刻に興味を持ってもらえるような彫刻清掃をやっていきましょう。
ところで、突然ですが今話題の「ポケモンGO」はみなさんもご存知でしょうか。GPSを使ったスマートフォンゲームで、実際に街を歩くことで「ポケモン」というキャラクターを見つけたり、捕まえて集めたりすることができます。その中で、特定の地点(ポイント)でポケモンが出現しやすかったり、ゲームで使えるアイテムがもらえるのですが、そのポイントに中島公園の彫刻が含まれています。そのおかげで、「森の歌」近くではゲームプレイヤーで大盛況でした。大通公園も賑わっており、ゲームのために彫刻の前で立ち止まる人がかなり増えました。これをきっかけに札幌の彫刻に興味を持ってくれる人も増えてほしいなと思います。
清掃中、背中の上にポケモンいましたが、これは偶然です。すみません・・・
次回は大通公園の清掃。漁民の像〜若い女の像です。ちょっと範囲が広いので大変かと思いますが、次回もよろしくお願いします。
2016/7/10 かもくま祭・彫刻たんけん隊
今日は中島公園で第40回目となる「かもくま祭」の日。
このお祭りの中で彫刻友の会は「彫刻たんけん隊」という子ども向けの彫刻清掃・解説ツアーを行う、
予定だったのですが…あいにくの大雨でした。
それでも、雨にも負けず風にも負けず受付の準備をする会のみなさん。
雨のためツアーは中止となってしまいましたが、
用意していたお菓子や、バルーンアートを、来てくれた子どもたちに配りました。
これが非常に大好評で、雨なのに気がつけばブース前に人だかりが!
他にもヨーヨーすくい、輪投げなどのコーナーがあり、雨にも関わらず
どこも大賑わいでした。子ども達にとって遊びを前にしたら天気なんて関係ないみたいです。
今年は残念なお天気でしたが、(とはいえ雨でしか味わえない面白さもありましたが)
来年こそは楽しい彫刻ツアーができるといいですね!
午後は若干天気が回復し巨大人形劇の「岩見沢人」も無事開催されましたので、
おまけとして元気なお馬さんの写真を載せておきます。でかい!
(太田)
道立近代美術館春の彫刻清掃活動
6月10日(金)北海道立近代美術館において、彫刻清掃活動が行われました。
(一社)北海道美術館協力会・札幌彫刻美術館友の会の共同イベントとして20名ほどの参加でした。小林副会長あいさつの後、園部学芸員の近美前庭にある流政之作「雲の砦Jr」、本郷新作「嵐の中の母子像」、正面入り口にある安田侃作「無何有」の解説がありました。隣接する知事公館前庭にある「サキモリ」を含め安田侃作「「意心帰」をそれぞれ分担して作業を進めました。
近代美術館・知事公館は、札幌中心部に残された、緑豊かな場所です。そんな中で北海道を見つめている彫刻・モニュメントの数々。美しい資源は私たちの大切な財産です、大切にしたいものです。
高圧洗浄機で「嵐の中の母子像」の基壇を洗浄した際、汚れで白っぽくなったレンガが赤くみるみる美しく蘇った様に、みんな「すご~い」と歓声が沸きました。
次回は6月19日(日)午前9:30~11:00中島公園~「鴨々川清掃活動」が行われます。
多数のご参加お待ちしています。
北海道立近代美術館の久米展示・作品課長が、大変精力的に活動してくださいました。
参加いただいた皆様大変お疲れ様でした。
次回北海道立近代美術館の清掃活動は、秋に実施されます。