「札幌国際芸術祭2014」の成果を踏まえて、次回の準備を~ということで、2017年の第2回札幌国際芸術祭に関連したフォーラムが12月9日(火)18時20分からLプラザホールで開催されました。
7月19日~72日間にわたり開催された初めての芸術祭は47万8千人が来場し、当初の30万人をはるかに超えました。1300人を超えるボランティアに支えられ、又連携事業も数多く開催されました。彫刻美術館友の会は大通の彫刻の「案内板」デザインを依頼され製作に協力しました。
フォーラムでは初回「芸術祭」に高い評価が記されるとともに数多くの課題も指摘されました。
「彫刻美術館友の会」と致しましては、もっと市民・道民がわくわくとした気持ちで多くの方が参加して盛り上がることのできる市民目線の第2回芸術祭にするべく、今から準備が行われることを切望します。
小説 《母子像》
村井正己
学校法人東海大学教職員、屋外彫刻調査保存研究会会員
昭和37年のある日のこと、彫刻家山内壮夫は、来年できる砧公園の予定地に来た。彼のアトリエからはそう遠くはない。歩いてきたのだ。彼はつぶやいた「大きな敷地だな。まだ、佐藤先生はきてないな。」
「おーい!山内君」と山内の後ろから呼び止める声が聞こえた。建築家の佐藤武夫である。「落ち会う約束にはまだ早いのにさすが山内君はまじめだね。」
山内は照れ笑いをして、「いえいえ、先生をお待たせする方が、気がひけてたまりませんので、早く来ました。」
落ち合った二人は、現場事務所に行き、担当者と打ち合わせをした。 続きを読む
秋のバス旅行
空知の彫刻と炭鉱遺産を巡るバスツアー
彫刻友の会恒例のバス旅行
「空知の彫刻と炭鉱遺産を巡るバスツアー」7日(火)の締め切りが迫りました。
余席がございますので、お急ぎの上
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携帯 090-9435-2551
コンクリート彫刻調査
大通公園西の彫刻清掃
札幌国際芸術祭2014(1)
現在札幌では「都市と自然」をテーマに「札幌国際芸術祭2014」が市内各地で行われています。
会期は7月19日(土)~9月28日(日)までの72日間のロングランです。
市内中央では、500メートル美術館・地下歩道空間(チカホ)・赤レンガ庁舎・資料館など、又離れた所では、モエレ沼公園・芸術の森美術館などの各会場で連日催しが展開されています。
私たち「札幌彫刻美術館友の会」としては、大通公園の彫刻解説プレート(キャプション)のデザインや解説文を作成したり、中心部の彫刻を清掃し、美しい彫刻を皆様に観て頂こうとささやかな協力をさせて頂いています。アートを通じて大勢の人達がかかわり、素晴らしい未来に繋がる様な芸術祭になる様願っています。
中島中学総合学習
彫刻調査実施学習会
コンクリート彫刻調査実地学習会
7月4日、中島公園においてコンクリート彫刻の調査を実際のコンクリート彫刻を見ながら勉強する学習会を役員の高橋大作さんを講師に行われました。
それに先立ち、中島公園の山内壮夫のコンクリート彫刻がカラスの糞でひどく汚れていたので水洗いをしました。さくらんぼの種が彫刻の上に並び、赤黒い糞がまき散らされているという例年にない汚れかたでした。
学習会の参加者は高橋さんを含め、10名でした。
今回の学習会の目的はコンクリート彫刻の破損状況について調査担当者が知識を共有するということでした。へヤークラック、ポップアウト、爆裂などのコンクリート破損状態の専門用語を学び、実際にそれらの破損状態がどのようなものかを中島公園のコンクリート彫刻などを見ながら高橋さんのわかりやすい説明を受け、調査票の記述方法を学びました。今後、複数の調査チームを作り、札幌市内のコンクリート彫刻調査を実施する予定です。
美唄アルテピアッツア・旭川方面バスの旅
6月18日(水)彫刻友の会恒例のバス旅行が行われました。
今回は美唄アルテピアッツア・旭川方面日帰りの旅です。総勢50人余りで、移動するのも大変と思われていましたが、皆様の協力で無事全行程を消化し、予定通り帰路に就くことができました。
生憎アルテピアッツアは小雨模様でしたが、他は厚くも寒くもないしのぎやすい気温で広い「北の嵐山」「北方野草園」を元気よく歩き回ることができました。
三浦綾子記念文学館は、思いのほか見ごたえがあり、又旭川買物公園の彫刻は素晴らしく、数多く点在し、私たちの目を楽しませてくれました。どこの場所も興味深く見入り、もう少し時間があれば~と少し悔やまれました。
参加者のMさんが感想を寄せてくださいました。下記タイトルの文字をクリックして下さい。PDFが開きます。
> 野外彫刻を求めて北上の旅
バス旅行の写真(画像をクリックすると拡大表示します)