◆天候その他日程が変更になるときがありますので、確認ください。
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安春川彫刻清掃 6月9日(日)曇り
今年度3回目の彫刻清掃は、安春川にある『夏の日』と『ささ舟』です。1991年の設置以来、一度も手入れされたことがないように思われます。像は鳥のフンで汚れ、台座は流れ出た緑青と黴や埃で黒くなっていました。台座はクレンザーを使ってもなかなか汚れを落とすことができず、『夏の日』は男の子が手にした虫取り網の棒だけが残っています。
風が強かったので水洗いした後は乾くのも早く、ワックスの溶液の濃度も濃くなっていきました。カサカサに乾いた像はワックスを掛け磨くと驚くほど輝き、まるで元気を取り戻したように見えます。
4人の子どもたちは本格的な『夏の日』を迎える前に綺麗になって喜んでいることでしょう。
(小笠原悦子)
真駒内地区彫刻清掃 20245月26日(日)晴れ
真駒内地区の3作品の彫刻清掃を行いました。残念ながら、『牛と少年』の亀裂は一昨年から変わらず、像の下の草刈りから作業は始まりました。『エドウィン・ダン像』は昨年補修を終え堂々とした姿で立ち、植栽も整えられていました。このような大きな彫刻の清掃には、高圧洗浄機が大活躍です。駅前の『ひとやすみする輪廻』は色とりどりの花に囲まれ、この日真駒内アリーナのイベントに来た人たちを歓迎しているようでした。(小笠原悦子)
*最後のお部屋の集合写真は、一緒に清掃作業をして下さった金井さんのお宅 です。おにぎりやデザートをごちそうになり、作業の疲れもどこへやら?楽しい1日になりました。お心遣いに感謝です。参加した皆さんお疲れさまでした。
彫刻美術館連続講座第1回目として、6月1日札幌市民交流プラザ1Fで「家政婦が見た本郷新」が開催されます。本郷新の様々なエピソードを交えた吉崎館長の講演会。(要予約)
高橋大作会長と会員の皆様
悲報をお伝えいたします。
札幌彫刻美術館友の会顧問の原子修先生が、
去る1月30日に肺炎により永眠されました。
享年91歳、函館市出身。
原子先生は1981年に設立された財団法人札幌彫刻美術館の
初代館長として同館と発展に尽力する一方
当会の創設(1981年)と活動にも指導的役割を果され、
40年余にわたって当会の発展に寄与しました。
ちなみに当会会則の草案は原子先生によるものです。
ここに原子先生のご冥福を心からお祈り申し上げ、
謹んでご報告申し上げます。
札幌彫刻美術館友の会名誉会長
橋本信夫
2024年2月10日
11月3 日(金) サンクスデー『 洗って味わう彫刻のカタチ』6月に 続き今回は、前庭の「砂」「裸婦」「堰」3体の清掃を行いました。
吉崎館長の呼びかけもあり、来館者合わせて13名での活動です。普段見ただけでは気づかないボリュームや作者の意図する荒々しい制作の跡など、まさに洗って触れて彫刻のカタチを楽しみました。参加した小学生は楽しそうにブラシで彫刻の汚れを取り、水をかけ布で水をふき取り、きれいになった彫刻をみて満足そうでした。
「裸婦」
「堰」を清掃
「
「砂」を清掃
真夏の暑さが続く中、会員の他大通公園ロータリークラブ、藤女子大学と合わせて21人での清掃となりました。
『泉』を全員で清掃後、3丁目、2丁目とそれぞれ分かれての作業です。
前回実施できなかった6丁目『奉仕の道』は、札幌ロータリークラブから寄贈された彫刻です。今回は管理事務所が周りの水抜きを済ませており、設置後、ほとんど初めての清掃となりました。ロータリークラブの会員は活動の基準、刻まれた4つのテストを確認しながら磨き上げていきました。
藤女子大学の学生達は、3丁目『石川啄木像』『牧童』を担当。バケツでの水運びやワックスがけ、磨きと熱心に取り組んでいました。
その後、カナモトホール前の白コンクリートの『希望』に集合し、高圧洗浄機での水洗いを見守りました。こちらも設置後初めての清掃です。女性像は水を浴びて白く輝きを増したようです。その昔は札幌市の中心、豊平館があった場所に設置された『希望』。友の会発行の『ぶらり札幌彫刻めぐり』の表紙の作品でもあります。札幌のシンボルとして大切に守っていきたい彫刻です。
オータムフェスタで賑わう大通公園で、清掃作業に参加してくださった皆さん、ありがとうございました。(小笠原悦子)
台風7号が前日日本海を通過した翌日8月18日、まさに台風一過絶好の日和のもとバスツアーが
行われました。目的地は東川町と旭川市です。20年間リーダーシップをとられた前町長の松岡市郎さんは、町づくりのポイントは「デザインとアート」だと話しておられます。わが友の会もデザインとアートを重んずる会でありますので、東川町に興味がわきました。松岡さん曰く「デザインは、住民のニーズに沿った短期目標の政策、アートは首長や職員が描く未来の町の姿を実現するための政策」だそうです。上水道、鉄道、国道の「三つの道がなく」大自然と文化政策の高さがありきたりの町ではないなと、感じました。大雪山系の麓に近く素晴らしい景色、そして「写真文化首都」をかかげ、写真の各種コンテストなどを開催し、全国初の公立日本語学校を開設して外国の若者たちがいきいきと生活している町。また当時旭川の大学におられた磯田憲一さんがアイデアを出され、2006年から旭川家具の工房が多い東川町も早速動き出した「君の椅子プロジェクト」。これはその年に誕生した子供たちに椅子をプレゼントするものですが、一流のデザイナーが絵をかき、東川町の木工作家が制作するというものです。
人口8500人の町の中心部にはモダンな「せんとぴゅあⅡ」という建物があり、5万冊の新しい書籍がある図書室、世界の椅子のコレクションを順次入れ替え展示するコーナー、木工芸の作家が多い町ならではの作品の展示と販売をするコーナー、そして歴代の「君の椅子」のサンプルが展示してあるコーナー、これらが混然一体となった建物が「せんとぴゅあⅡ」です。北海道でも数少ない毎年人口が増加するのもむべなるかなという感がする文化の香り高い町でした。このあと旭川市へ向かい、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館を訪れました。この美術館は1902年(明治35年)に建設されたコロニアルスタイルの旧旭川偕行社で、歴史の重みを感じさせる重要文化財の建物です。彫刻美術館として素晴らしい雰囲気のある施設でした。到着してすぐに当会と同様の市民活動をしておられる「旭川彫刻サポート隊」の宮島隊長さまがお迎えくださり、彫刻を愛する同志とお会いしたという思いがいたしました。選りすぐりの中原悌二郎の作品をしばし鑑賞し、余韻を味わいながら札幌への帰途につきました。
中島公園では管理事務所の横の畑キッズガーデンで子供たちが野菜を育てています。10年近く前に管理事務所からキッズガーデンの子供たちに中島公園の彫刻の清掃を経験させたいと友の会に申し出がありました。今年はコロナ禍のため、久しぶりの彫刻清掃です。 8月5日、野菜の世話を終えた小学生たち6人と3歳の弟が参加しました。山内壮夫のコンクリート像4体の水洗いです。鶴の舞の前ではでは女の子が「名前知ってるよ、鶴の舞!」と。きっと前に参加して覚えていたのでしょう。洗剤を付けブラシで一生懸命汚れを競って取っていました。水かけではみんなに「離れて!」と言いながら勢いよく飛ばし、楽しんでいました、3歳の子もブラシを持って参加。 きれいになった彫刻に満足そうな子供たちでした。