札幌国際芸術祭2014(1)
現在札幌では「都市と自然」をテーマに「札幌国際芸術祭2014」が市内各地で行われています。
会期は7月19日(土)~9月28日(日)までの72日間のロングランです。
市内中央では、500メートル美術館・地下歩道空間(チカホ)・赤レンガ庁舎・資料館など、又離れた所では、モエレ沼公園・芸術の森美術館などの各会場で連日催しが展開されています。
私たち「札幌彫刻美術館友の会」としては、大通公園の彫刻解説プレート(キャプション)のデザインや解説文を作成したり、中心部の彫刻を清掃し、美しい彫刻を皆様に観て頂こうとささやかな協力をさせて頂いています。アートを通じて大勢の人達がかかわり、素晴らしい未来に繋がる様な芸術祭になる様願っています。
中島中学総合学習
彫刻調査実施学習会
コンクリート彫刻調査実地学習会
7月4日、中島公園においてコンクリート彫刻の調査を実際のコンクリート彫刻を見ながら勉強する学習会を役員の高橋大作さんを講師に行われました。
それに先立ち、中島公園の山内壮夫のコンクリート彫刻がカラスの糞でひどく汚れていたので水洗いをしました。さくらんぼの種が彫刻の上に並び、赤黒い糞がまき散らされているという例年にない汚れかたでした。
学習会の参加者は高橋さんを含め、10名でした。
今回の学習会の目的はコンクリート彫刻の破損状況について調査担当者が知識を共有するということでした。へヤークラック、ポップアウト、爆裂などのコンクリート破損状態の専門用語を学び、実際にそれらの破損状態がどのようなものかを中島公園のコンクリート彫刻などを見ながら高橋さんのわかりやすい説明を受け、調査票の記述方法を学びました。今後、複数の調査チームを作り、札幌市内のコンクリート彫刻調査を実施する予定です。
美唄アルテピアッツア・旭川方面バスの旅
6月18日(水)彫刻友の会恒例のバス旅行が行われました。
今回は美唄アルテピアッツア・旭川方面日帰りの旅です。総勢50人余りで、移動するのも大変と思われていましたが、皆様の協力で無事全行程を消化し、予定通り帰路に就くことができました。
生憎アルテピアッツアは小雨模様でしたが、他は厚くも寒くもないしのぎやすい気温で広い「北の嵐山」「北方野草園」を元気よく歩き回ることができました。
三浦綾子記念文学館は、思いのほか見ごたえがあり、又旭川買物公園の彫刻は素晴らしく、数多く点在し、私たちの目を楽しませてくれました。どこの場所も興味深く見入り、もう少し時間があれば~と少し悔やまれました。
参加者のMさんが感想を寄せてくださいました。下記タイトルの文字をクリックして下さい。PDFが開きます。
> 野外彫刻を求めて北上の旅
バス旅行の写真(画像をクリックすると拡大表示します)
コンクリート彫刻の基礎を学ぶ
6月5日役員の高橋大作さんを講師にコンクリートの基礎を学習しました。コンクリートとはから始まり、コンクリートの歴史、コンクリートの材料である、セメントの成分、細骨材(砂)粗骨材(砂利)について。さらにモルタルとコンクリートの違い、コンクリートがなぜ固まるか?そしてコンクリートの劣化の種類と原因、劣化したコンクリートの補修方法など専門的な話を大変分かりやすく話していただきました。
さらに10年前に表面含浸剤を塗布したコンクリート片を水に浸し、水をはじくさまを見せていただきました。
今年の事業であるコンクリート彫刻の調査活動のスタートが切れました。
道立近代美術館前庭清掃2014
毎年恒例の近美前庭の彫刻の清掃を北海道美術館協力会と行いました。
今年は念願だった高圧洗浄機の使用と脚立の使用が認められました。
「嵐の中の母子像」(本郷新)は例年台座と彫刻下部の洗浄だけでしたが、
今年は脚立と高圧洗浄機をしようして彫刻全身の細部まで汚れを落とすことができました。
台座の煉瓦も汚れがきれいに取れて、本来の煉瓦の色が出てきました。
雲の砦Jr(流政之)は彫刻と台座の隙間のごみを高圧洗浄機できれいに除くことができました。
彫刻の周りの落ち葉や花房も、敷石の間の草まで高圧洗浄機の威力で短時間に除くこ都ができました。北海道近代美術館の碑は、
台座の花崗岩がすっかり色がついて真っ黒になっていました。「ブラシでこすってもきれいにならないので高圧洗浄機できれいにならないだろうか」という美術館の依頼で試したところ、
本来の白い花崗岩の色が現れ、見違えるような美しくなりました。
今回は高圧洗浄機の威力が十分発揮され、参加者一同達成感と充実感いっぱいの清掃の日になりました。
近代美術館に行かれた時、美しくなった彫刻たちも観てやって下さい。
鴨々川清掃活動-2014
6月1日、9:30~鴨々川清掃活動が実施されました。
天候に恵まれ清掃活動には絶好のコンデションでした。
会場は約300名位の市民ボランティアが集まる中、周辺のゴミを
拾いを行い、中には自転車4台、燃えないゴミ1トンなどが集められました。
彫刻友の会は、長峯さん先導で数か所の彫刻を周り解説て頂き最後「木下繁太郎像」で
南高の若い方々で清掃作業。
又一方で、我々の仲間SSNのメンバーも十数人が中島公園入口付近7メートルのブロンズ彫刻
山之内壮夫「森の歌」を高圧洗浄機を使って綺麗に汚れを落としてくれました。
ほとんどの方が初めての経験でしたが、水しぶきを浴びながら気持ちの良い汗を流しました。
森の歌では、最後に高橋淑子さんの解説を聞き、配られた冷たい飲み物を頂きながら解散しました。
(会員の皆様)「コンクリートマニュアル」学習会
(会員の皆様)近代美術館前庭彫刻の清掃
※一般の皆様で友の会がどんな活動をしているのかご興味を持たれた方はどうぞ見学にいらしてください。和気藹々と、(しかし事前に個々の彫刻にふさわしい清掃の仕方を勉強しながら)彫刻を清掃しております。
5月30日は近代美術館前庭の彫刻清掃があります。
今年は初めて高圧洗浄機を使用することになりました。
今まで台座と像の下の部分しか清掃できなかった本郷新の「あらしの中の母子像」の全体を清掃できるようになりました。
集合は10時です。ちょうどミュシャ展も開催されています。
清掃を終え、さわやかな気分でミュシャ展を観るのもいいですね。
参加をお待ちしています。
6月1日は鴨々川清掃の日です。
友の会は児童館前の「森の歌」(山内壮夫)の清掃と解説を担当します。
大きな像です。高圧洗浄機で清掃しますが、大きな像なので何人かで交代で清掃します。
参加していただける方はお問い合わせよりお知らせください。