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「つよいこよいこ」修復作業

            
 故山内壮夫先生が1952年に制作したこの像は満65年を迎えコンクリート像として物理的限界にきていた。札幌市は修復工事に着手し、塗装はがし、中空であったので内部へ発泡ウレタン注入、ひび割れ部分にはエポキシ樹脂注入を行い、最大の欠損個所の白鳥の尾羽は彫刻家の唐牛幸史先生が故山内壮夫先生が作られたであろう形に創造的修復をしていただいた。    高橋大作
 

唐牛幸史さん制作のブロンズ


 唐牛幸史さん制作の「くりのみ幼稚園~園長と遊ぶ園児2人のブロンズ」が出来上がり設置されました。
昨年後志方面バス旅行で立ち寄った唐牛さんのアトリエで、制作途中だったこの彫刻が札幌市月寒公園に隣接する「くりのみ幼稚園」公園に完成設置されました。園長の遺言で、堅苦しい彫像ではなく子供たちと戯れるほのぼのとしたもの。唐牛さんの人柄がにじみ出ていると感じました。バス旅行に参加された皆様には大変興味深いのではないでしょうか。お近くの方は是非ご覧ください。

新冠方面バス旅行


2017年10月6日(金)新冠方面へ、恒例のバス旅行が行われた。当初9月18日(敬老の日)を予定していたが、台風の為順延したもの。今回はお天気にも恵まれ紅葉には少し早かったが新冠の放牧された牛や馬の、のんびりとした車窓からの風景に癒され、十分堪能することができた。
第1の目的はディマシオ美術館。フランス幻想絵画の鬼才「ジェラール・ディマシオ」の絵画は、想像を絶する大きさと精密な描写力に圧倒された。行けなかった方のために多くの写真を添付しました。まだの方は1度は観ておくことをお勧めします。
第2の目的は「レ・コード館」ここには橋本会長が寄贈されたレコードが1200枚あるというのでまたまた驚き!その中から1曲選びゆったりソファーの視聴室でみんなで聞き入りました。ここは平成3年度から過疎地域活性化推進モデル事業としてユニークな地域おこしとして「レコードと音楽による町づくり」が行われています。


*サムネイルはクリック頂くと大きくご覧いただけます。はじめの方の画像はディマシオ美術館特別展として開催されていたガラス芸術の巨匠「ルネ・ラリック展」の一部です。

10/9 黒田清隆像・ホーレスケプロン像清掃

本日、大通公園西10丁目にある、黒田清隆像とホーレス・ケプロン像の清掃を行いました。
曇天でしたが昼近くには少しずつ日も出始め、像の背に見える紅葉たちも映えておりました。

清掃は高圧洗浄機による水洗いで、今回は脚立も使用。水源・電源は大通公園からお借りし、準備もスムーズに行われました。かなり高さのある像ですが、脚立の上から高圧洗浄機を用いて、像の最上部から丹念に洗浄しました。
清掃にはおよそ15名のかたに参加いただき、おかげさまで1時間ほどで終了。みなさまおつかれさまでした!

 

また今回、脚立の使用によって台座部分の状態を撮影することができましたので、
その写真も上げておきます。以下3枚が黒田清隆像台座。台座のプレート部分と同じく足元にも赤い汚れが確認できます。

そして以下の3枚がホーレス・ケプロン像台座です。
いずれも正面からのみの写真ですが、目立った損傷は無さそうです。

2017年の彫刻清掃はこれが最後となります。
みなさま一年お疲れさまでした。
また来年の彫刻清掃もよろしくお願いします。

「クラーク博士像」清掃活動


9月26日(火)羊ヶ丘展望台にある坂坦道作 「丘の上のクラーク」清掃が青空の元行われた。(参加者11名)
観光バスが朝早く到着するので、水がかからない様早目の活動。8時集合で高圧洗浄機の準備も必要。今回は展望台近くにお住いの地域の方も4名初参加。積極的にお手伝い頂いた。クラーク像は、水洗い、乾拭き、手の届く所までのワックスがけを行った。清掃の合間にクラーク像の右手を上げたポーズをまねして写真を撮る観光客のシャッターを押しながら清掃も無事完了。解説は細川が担当した。帰路近くに私のサロンがあり皆立ち寄って下さった。お茶を飲みながら雑談したが、100年記念塔が40年余り経過し劣化の為現在立ち入り禁止。今後どのようにするのがベストなのかなど活発な意見交換がされ大変有意義な、時間を過ごしました。

9/3 大通公園彫刻清掃

もう札幌もすっかり秋の装いですね。
9/3(日)、オータムフェストの準備で慌ただしい大通公園の中、彫刻清掃を行いました。
対象は、7丁目の漁民之像、札幌市資料館前にある若い女の像、最後は2丁目にある開拓母の像です。

清掃は水洗いと中性洗剤と豚毛ブラシでの洗浄、そして乾燥後にワックス掛けと乾拭きを行いました。(※若い女の像は水洗いのみ)
豚毛ブラシは、ブロンズ清掃用として今回から新たに導入されたものです。毛の堅さがブロンズの清掃に適しており、これまで使用していた歯ブラシよりも、効率よく、細かい造形の箇所もしっかり清掃でき、このブラシのおかげで非常に清掃しやすくなりました。

彫刻の汚れは主に土ぼこりと鳥糞ですが、開拓母の像は特に、虫の巣もあり酷く汚れていた状態でした。まわりの植物や、噴水が近くにあるかどうかで、漁民之像と比べかなり汚れ方も変わってくるようです。彫刻をいい状態で残すためには周囲や樹々の関係にも気をとめておくと良いかもしれませんね。

ポンベツ芸術要塞

2011年から彫刻美術館友の会として応援してきたハルカ山芸術要塞がこの夏恐竜の町として今話題に上っている穂別へと引き継がれる。
化石による町づくりを推進してきた旧穂別町にあるつつじ山公園、野外美術館などをアート部門としてダイナミックに活用しようというものが「ポンベツ芸術要塞」で「鵡川恐竜アカデミア」とともにそれぞれの会場で8月5日~20日までイベントが行われる。

石の彫刻家で知られる渡辺行夫さんのイタドリで作られた恐竜ポンベツポロハラムの写真が手に入ったのでご紹介します。
全長6メートル50・高さ3メートルの恐竜モニュメントは、ご本人の写真の大きさでお解りいただけると思います。
ポンベツポロハラムとは、アイヌ語で穂別のオオトカゲという意味です。今後穂別のいろいろなイヴェントに活用されるようで夏休みになった子供たちがきっと喜ぶ事でしょう。

7/2(日) かもくま祭 彫刻たんけん隊

本日は毎年恒例、中島公園での「かもくま祭」の日。
その中で「彫刻たんけん隊」として子どもたちと一緒に彫刻の清掃を行いました。

 

昨年は残念ながら大雨に見舞われてしまった「かもくま祭」ですが、
今年は雨も降らず気温も高く、子ども達も一層元気に遊び回っていました。

 

彫刻友の会のブースでは、彫刻写真のパズルが大人気で、子ども達の姿が絶えませんでした。

会長も素敵な笑顔でしたね!

彫刻たんけん隊による彫刻清掃は、公園内にある山内壮夫作の、
母と子の象、鶴の舞、笛を吹く少女、猫とハーモニカの、4点が対象でした。
「何の動物に見える?」「何をしているように見える?」という質問をには、
子ども達も元気よく応えてくれましたし、お掃除の方にも積極的に手伝ってくれました。
中には、お掃除を楽しむあまり、彫刻めがけて全力で走っていく子もいました。
彫刻について知ることもそうですし、「次の彫刻どこ?」と公園の中にある彫刻を探すことから楽しんでいて、その様子を見るだけでも嬉しく思いました。

 

 

 

 

彫刻たんけん隊ツアーは本日で3回実施し、彫刻3点を見事に綺麗にしてもらいました!
彫刻たちも喜んでいることでしょう。

 

次回は7/9(日) 鴨鴨川を清流にする会による中島公園の清掃が行われますので、
合わせて森の歌、木下成太郎像の清掃を行います。
次回もご協力をよろしくお願いします。

2017年彫刻セミナー


6月14日、「木下成太郎像」の修復のため来道された黒川弘武蔵美教授を迎えて、札幌彫刻美術館において彫刻セミナーを開催しました。午前中は美術館の学芸員、彫刻家などを対象にブロンズの損傷と保存、修復について専門的な講演が行われました。屋外のブロンズ彫刻を例に損傷の起こる仕組みを科学的に示ながらの説明とそれぞれの損傷に対する具体的な修復保存方法と、学ぶことの多い講演でした。また、東京、長野県、仙台などでのボランティアによる彫刻清掃の紹介がありました。黒川先生の「彫刻清掃は触覚の芸術である彫刻を楽しむ絶好のチャンスであり、触ることにより、より深い鑑賞ができ、さらに達成感を得ることができる。」という言葉は友の会の活動に大きな励みとなる言葉でした。
午後からは彫刻美術館の前庭の彫刻をモデルに彫刻清掃ワークショップ。黒川先生推奨のブラシを使用し、水洗い-洗剤洗い-水洗い-乾燥-蜜蝋ワックスの塗布-乾燥-火炎放射器により加熱-艶出し磨き。 この方法は経験が必要なので、すぐには私たちは使えませんが、彫刻は見違えるように美しくなりました。
10月に再度黒川先生が来札される予定があるので、その折に彫刻美術館のわだつみの像を黒川先生の指導の下、清掃、ワックス塗布を行います。(奥井)